49「楳木先生の訃報を知る」 平成29年4月

四月一日、メシヤ教の楳木先生の親族の方から妹の携帯に着信がありました。二、三ヶ月前から父が一年近くも一人で続けていたメシヤ教の月次祭への参拝をやめていたので、父のことを心配して電話をくれたんだろうと私も妹も思いました。あとで妹が電話をかけ直し、電話を終えた妹の部屋に行くと妹から楳木先生が亡くなったと聞きました。楳木先生の体調が悪いことは大阪支部のホームページを読んで知っていましたし、教団代表が間違いを犯した以上いずれこうなる日がくるだろうとは思っていましたが、まさか一週間も前に亡くなっていたとは思いもせず驚きました。亡くなったと聞き、最初に頭によぎったのは私のせいだという思いでした。御神前でメシヤ様にお詫びと楳木先生の御霊の救いをお祈りしました。楳木先生に対しては先生が邪神に隙を突かれたりしないよう、もっと私が楳木先生をご立腹させずにすむような体験談を作っていたらという思いがずっとありました。ですが、どのみち先生は自分のプライドが邪魔をして衝突は起こっただろうという思いがありました。

楳木先生の訃報の知らせを聞いたあと状況を確認しようとメシヤ教の大阪支部のホームページを検索したら、またとんでもないことが起こっていることが分かりました。楳木先生の訃報からその後に起こった現象のことなど詳しく書かれており、メシヤ教を狂わせた霊憑りの取次者は大阪支部の責任者の木原さんに霊憑りの内容を伝えているようで、木原さんはご自分が楳木先生の後を引き継ぐ気持ちで意欲を燃やしておられるようでした。これはまずいと思いました。木原さんの御教えに関する知識は相当なもので私もネットでメシヤ教のことを知った時から木原さんが作ったホームページを読んで勉強させてもらっていましたが、これだけ御教えを熟知した人が邪神の霊憑りを信じてしまうなんてなんという醜態だろうと思いました。霊憑りを信じてしまうと人間はとことんおかしくなっていくんだということを大阪支部のホームページを見てつくづく考えさせられました。楳木先生亡き後三巨頭は木原さんを中心にメシヤ教を操っていく気なんだと、まだまだ邪神の活躍は終わらないんだと思いました。ホームページには楳木先生の亡骸が手を動かした話がありましたが、それは楳木先生の執念がそうさせたのか、木原さんやそばにいた方達を丸め込ませるためにやった邪神の芝居なのかは分かりません。

専従者の方達が突然亡くなったり重い病気に罹って亡くなったりすると神様の罰が当たったんじゃないかと考えたりもするものですが、亡くなった後も霊憑りが続き、木原さんを始めメシヤ教の信者さん方が洗脳されている状態を見ると楳木先生の死は神様から罰が当たったというものではなく、三巨頭の大芝居の一端のように思えます。邪神界は世界メシヤ教復興を謳いながら徹底的にメシヤ教を邪神界の支配下に置く気なんだと思います。状況を掴むためにメシヤ教大阪支部のホームページを読んだんですが、読んでいくうちにものすごく憂うつ感が起こりました。体調が悪くなるというか精神面がおかしくなっていきそうになりました。何日かして妹が大阪支部のホームページを読んだ時にも私と同じようなおかしな状態になりました。妹の場合は急にイライラし始めた様子でした。妹は温泉が好きなので、その日温泉に二時間ぐらい入ってきて気分が元どおりに戻ったと言っていました。霊憑りでおかしくなっている木原さんのホームページからは強い邪気が発せられているようです。これを何度も読んでいる人はどんどん精神面がおかしくなっていくだろうと思います。興味本位で読むのはとても危険だと思います。かつて、霊憑りに没頭しておかしくなった部下をメシヤ様は破門されていますが、今のメシヤ教はそうなってもおかしくない状態になっていると思えます。

楳木先生には二度メールしても先生は目を覚まさなかったのに私は木原さんにもメールすべきなのかと悩みました。楳木先生とは何度も顔を合わせてきましたが、木原さんとは一度しかしゃべったことがありません。木原さんのこれまでのホームページを読むかぎり木原さんの御教えに関する知識はかなりのものですし、木原さんは口が達者な人なんだろうと思うので、私も木原さんにどうメールをすればいいのかも考えがつかず、霊憑りで完全におかしくなっている人に私がメールしてもどっちみち通じないでしょうし、不快なメールが返ってくるのも嫌だなと思い、なかなかメールもできずにいました。