50「入学式の日に流血事件」 平成29年4月

四月六日は息子の小学校の入学式でした。その日の朝は父の機嫌も良く、「入学式なんだから夜は食事をおごってくれ」と父が妹に話していました。父は機嫌がいい時には決まって私や妹におごらせようとしてきます。父は若い時に親に家を建ててあげたらしく、自分は親のために尽くしたんだから定年した今は自分が尽くされたいという思いが強いようで、発狂する時には「俺はろくに働きもしない、子供を学校にも行かしきらん、給食費も出しきらん親に家も建ててやったんだぞ」とよく怒鳴ります。子供の頃家が貧しく学校でも辛い思いをしたことをずっと根に持ち、発狂する時にその時の記憶が蘇ってくるんだと思います。私はこの一年の間借金をしてアパートで生活をしたり、実家に戻って来てからは体験談を集中して作るために仕事も抑えてきたため未だ借金があり、ましてや攻撃のターゲットにされ毎日のように父から罵声を浴びせられている状態なので、父にお金を要求されたり、食事やビールをおごるように言われたりするとイライラしてしまいます。私が働いて稼ぐよりも多い年金をもらっているのに自分が尽くされたいという思いが強く、憑依する猫霊のせいもあって金銭面で異常なほどケチな父に腹が立って仕方がありません。なので、その日の朝、父が入学式なんだから食事をおごってくれと言っていることに対しても私は全くそんな気にはなれず、妹も話をかわしていました。

入学式のあと息子と妹とそのまま出かけ、夕方家に着くと父の姿がありませんでした。父はまた飲み屋さんに行ったようで帰ってきてからまた発狂しました。そして、その日は父が大怪我を負いました。私がちょうどお風呂に入っていた時、父が怒鳴り狂いながら台所にいる妹に私への暴言を吐いていました。妹が父に言い返すと父はさらに怒り狂い、食器が割れる音と妹の驚いた声が聞こえました。お風呂からあがり台所へ向かうと、台所の半分ぐらいに父の血がぽたぽた落ちていました。怒り狂った父は包丁を持ち、包丁をへし折ろうとまな板に何度も打ちつけ、包丁で自分の小指を切ってしまっていました。深く切ってしまったようでかなりの出血でした。

出血が酷い状態であっても相変わらず父は私に向かって怒鳴り続け、その後またビールを飲んでいました。台所の血は妹がきれいに拭きとってくれていましたが、父はその後もしばらくずっと出血が止まらなかったようで、酔っ払って止血もせずに家の中を歩いたせいで私が夜中にトイレに行こうとしたら台所も居間も廊下もトイレも洗面所も血だらけになっていました。私は父に何ら同情の気持ちも湧かず、父に自分で拭き掃除をやってほしいと思いましたが、おそらく父は翌日になっても自分で拭き掃除をしたりはしないでしょうし、もし夜中妹がトイレに行こうとして廊下の電気もつけず血の上を踏み歩いたらいけないという思いと、何より小学校に入学したばかりの息子に朝血だらけの家の中を見せるわけにはいかないと思い、父に対する怒りを抑え夜中のうちに拭き掃除をしました。

なぜ父がまた包丁を壊してしまうほど大発狂してしまったのか疑問でした。父を食事に連れて行ってご馳走してあげなかったせいで機嫌を悪くしたのか、父が飲み屋さんから帰って来た時にご飯がまだ炊けておらず、前日の残った煮物だけを父に出したことに腹を立てたのかといろいろ考えましたが、原因はそんなことではないんだと思いました。前回父が私に包丁を向け、怒り狂いながら包丁を壊したのは母の命日の時だったので、今回もまた何かが関係あるんだろうと思いました。夜中なかなか寝付けなかったので、布団の中で自己浄霊をしながらいろいろ考えました。もしかしたら伯母が関係しているんじゃないかと思いました。伯母がというよりは伯母が所属する東方之光教団なんだと思います。

伯母とは一年半前にメールのやり取りをして以来ずっと連絡を取っていなかったんですが、その日、伯母から息子の小学校の入学のお祝いのメールをもらっていたんです。伯母からメールをもらったことによって、うやむやになっていた問題のことを思い出しました。私は最初の体験談の中で父が東方之光教団に所属する伯父伯母の悪口を長年ずっと言ってきたのは教団の間違いを知らせるための先祖の警告だったと載せました。伯母にそのことを伝えても伯母がそれを自覚することはなかったんだと思います。それを分かったとしてもどうしようもないという気持ちだったのかもしれません。私も何度も何度も言うのは嫌だったのでそれっきり伯母とは連絡を取っていませんでした。そして、息子の小学校入学がきっかけで伯母からメールをもらい、伯母の方から楳木先生の話も触れてきたので、この一年間の事情の説明と、もう今は正しい宗教が一つもないんだということと、東方之光も大きな間違いをしているから本当に神様に救いを求めるなら東方之光から離れた方がいいということをメールで伝えました。

伯母も東方之光のやり方にすべて納得しているわけでもなく、気が進まないことには参加もしないようですが、私の思いは伯母にはなかなか届かず、伯母一家が東方之光教団を離れる気はないようでした。東方之光がやっている薬併用の浄霊というのは大きな間違いです。薬を使いながら浄霊すれば病気が治るというのはインチキで詐偽と同様です。浄霊が毒を溶かす働きであるのに対して薬は毒を固めて浄化停止にさせる働きです。薬を併用しながらの浄霊はメシヤ様に大変失礼なことであり、浄霊も効かないだろうと思います。薬併用で浄霊をしている人達は薬を使って浄化が停止されたことを病気が治ったと勘違いしているだけです。薬で毒を固めればあとあとさらに大きな病気になるということは御教えにちゃんと書かれていることなので信者さん方は知っているはずです。本来はそんな生半可なことをする人は信仰を辞めなければならないのに教団の方針が医者と手を組んで薬併用の浄霊をやっているわけなので信者さん方も洗脳されていて気の毒なことではあります。教団が改心しないのなら「明主様」とメシヤ様の名を語って詐偽行為をしている東方之光を伯母一家にも早く辞めてほしいという思いがあります。ですが、私がいくら伝えたところで伯母一家にはなかなか理解してもらえないので、あまり伯母を刺激しない程度のメールだけ送りました。

父は宗教を通して精神病となっています。救世教、東方之光、メシヤ教とそのどれもを操る邪神に狂わされています。一年間一人で大分のメシヤ教の月次祭に行っていた父が先月は東方之光教団の祭典に行っていました。そこまでまた東方之光を操っている龍神に憑依された可能性もあります。その日父が包丁を持って発狂したのはそのせいかもしれませんし、もしかしたらメシヤ教を操る龍神の憑依による発狂だったのかもしれません。どちらだったのかは分かりません。せっかく息子の入学祝いのメールをくれた伯母にまた宗教の話をして伯母に嫌な思いをさせてしまったかもしれません。私も何度も言いたくもないんですが、自分にできることをやっていかないと父もいつまでも狂ったままなので言うしかありませんでした。