122「贅沢の罪と摂食障害」 平成30年3月

三月二日、夜携帯でメシヤ様の御教えを拝読している時に興味深いものを読みました。昭和二十年代の信者さんの体験談です。浄霊中に憑霊が起こり、その憑依霊が話した内容です。その霊は藤原鎌足に仕えていた公卿(くぎょう)で、死んだあと四百五十年間地獄にいて、その後四百年間狐霊界にいたそうです。地獄に落ちてしまった原因は食べ物を贅沢していたからだそうです。食べ物を贅沢した罪で四百五十年も地獄に落ちていたということに驚きました。そして、その後も四百年狐霊界にいたということにも驚きました。よほど目に余るほどの贅沢をしていたのかもしれませんが、お金持ちの人は特に注意しなければならない内容だなと思いました。そして、このことも妹の罪と結びつきました。

私の妹は中学生の時から摂食障害を患っています。最初は拒食症になりガリガリに痩せました。そして、今度は過食症になり太っていきました。そして、太ることを恐れ食べた物を吐くようになりました。自分の部屋で隠れるように大量に食べ、そのあとはトイレに行って吐くという行為をもう十五年以上も繰り返しています。以前は妹は摂食障害にとても苦しんでおり、私も妹を助けたい、御守護いただきたいと願っていました。ですが昔より症状が軽くなって摂食障害に悩まなくなったからなのか、大量に食べて吐くことに何の罪悪感もなくなったのか摂食障害に悩む姿、苦しむ姿が見られなくなりました。御教え拝読をする中で過食症が動物霊によるものだということは以前から分かってはいたものの私は長いこと勘違いをしていました。私は妹には狐霊が憑いていてその狐霊のせいで摂食障害が起きているんだと思っていました。ですが、最近になってそうじゃないと思うようになりました。摂食障害はおそらくお腹にいる副守護神によるものなんだと思います。

副守護神は食欲、性欲、睡眠欲を司っています。これは人間にとって必要なものですが、副守護神の力が度を越すと病的になります。妹を見ている限り妹の副守護神は猫です。妹は霊の曇りが多いため副守護神の力が強く、お腹にいる猫霊が悪さをして摂食障害を起こしているんだと思えます。それが分かってから一度は妹を浄霊した時にお腹の浄霊もしましたが、妹を見ているとどうも摂食障害を直したい、大量に食べては吐くという行為をやめたいという意識が感じられません。大量に食べることで気持ちが満たされるそうなのでやめられないんだろうと思います。

私は拒食症になったことはありませんが過食症になった経験ならあります。極度のストレスが原因です。一人暮しを始め、自分の精神障害と生活苦と一人暮しの寂しさのため極度のストレスで過食症となってしまいました。その時には二、三ヶ月の間に八キロ体重が増えました。ですが一人暮しをやめて実家に戻ったらストレスから解放されすぐに過食症は治りました。そして、体重を元に戻すために通勤で毎日往復で一時間早歩きをして汗を流し、四ヶ月で七キロ体重を戻しました。

私の場合は原因となったストレスを解消することですぐに過食症は治りましたが妹はもう二十年近くも摂食障害が続いています。妹が最初に拒食症に陥った原因は痩せたい、きれいになりたいという願望からです。そして、小さい頃に容姿のことでいじめを受けたことが妹の心の傷になっており、そういった過去の苦しみが関係しています。その過去の苦しみの記憶を利用しながら動物霊は拒食症にさせたり過食症にさせたりしているんだと思います。そして食べる物に困っていた昔と違い今は食べたい物は何でも簡単に買えるので、多少罪悪感があっても食べた物を吐くという行為がやめられないというのも吐く原因の一つだと思えます。

ですが、今回のこの昭和二十年代の体験談を読み、贅沢をすることとは少し違いますが大量に食べては吐くという行為は食べ物を粗末にしているように思えるので、それを長く繰り返していると罪を作ることになるんだと思えました。摂食障害で苦しんでいる人には助けたいという気持ちが湧き起こりますが、妹のように開き直って食べ物を粗末にする行為をあまり悪いと感じていない人には少し注意を促したくなります。妹がそういう意識をしっかり持って自分の副守護神の力を弱めて摂食障害が治るように自己浄霊もしっかりやっていってほしいと思っています。