46「天狗と狸の発狂」 平成29年3月

別れた夫へ向けて遠隔浄霊を行った十二日は父への浄霊を怠ってしまいました。そしたら案の定父はまた夜中に発狂してしまいました。夜中二時半頃目を覚ました父は布団の中で狂ったように私の悪口を言いだしました。私も完全に眠気も覚めたので自分の部屋から父に向けて浄霊を始めました。狐の発狂かと思い父の額に向けてしばらく浄霊しましたが手応えを感じず、のど仏の下の星状神経節に向けて浄霊しても何も感じず、お腹の真ん中を浄霊したらぴたっと収まったので副守護神の天狗が暴れていたんだと分かりました。睡眠時間が短いと私はしばらくくしゃみが止まらなくなるんですが、せっかく父がおとなしくなったものの父の発狂で睡眠を妨害されたせいで私はくしゃみが止まらず、その音に父がまたキレだし発狂してしまいました。その時はまたありもしない妄想で私の悪口を言っていました。今度は父のもう一つの副守護神の狸だろうと思い父のお腹の左側に向けて浄霊をするとまた発狂が収まりました。父はそのまま起きて居間でテレビを見始め、私がトイレに行くために居間を通るとまた私の悪口を言い出し、私が言い返すとムキになって大声を出しました。私が再び寝れたのは五時前でした。数ヶ月前に比べると発狂する時の激しさがだいぶ収まってはいますが、しょっちゅう夜中に発狂されると私も寝不足で仕事にも影響するので腹立たしい思いでした。

次の日の十三日の夜はまた久しぶりに父が外で大声を出しました。大学を出た親戚の悪口を叫んでいました。父は自分が中卒なので大学を出た親戚のことを妬ましく思っているんだろうと思います。父が外で叫ぶ時の心理状況としては私に構ってほしくてやっているように見受けられます。近所中の迷惑なので父に家の中に入るように説得しに行くと父は顔がニコニコしだします。父はどうしても外で手を洗ってからでないと家の中に入ることができないので父が手を洗いに裏庭に行く時も私がずっと父の服を掴んで一緒に着いて回ると父はずっとニコニコしていました。そして、手を拭きに倉庫に入ろうとした時に妹も家の中から出てきました。するとまた父はスイッチが入って大声で親戚の悪口を叫びました。私と妹で父を引きずりながら家の中へ連れていき、布団へ寝かせました。しばらく寝ていた父ですが、物音で目を覚ました父は今度はまたいつものように怒鳴り狂いながら私を責めてきました。外で大声を出した時には自分が構ってほしいという感情が表立っていたので喋りかければ意外とすぐに大人しくなりますが、私への怒りの感情が表立っている時には私のどんな言葉も気に食わないようで、言い返したら台所の引き戸を外して私にぶつけてきました。私がそのまま引き戸を父に押し返し、そして、父がまた怒り狂って私に引き戸をぶつけてくるというやり取りをしていたら妹が私と父二人に腹を立てながら仲裁に入ってくれ収まりました。

三月中旬以降私も自分の部屋から隣の居間にいる父へ向けての浄霊の回数が増えました。父への浄霊を妨害してくる私に憑依する邪霊が離れたのかもしれません。そして、浄霊にも変化が起きました。精神病の原因は前頭部の霊の曇りが原因であることは分かっていてもこれまで父に数え切れないぐらい浄霊をしてきましたが、父の額を浄霊して手応えを感じたことがあまりなかったのに三月中旬以降、父の額に向けて浄霊するとあくびが止まらなくなりました。やっと急所の浄霊が通じるようになったと思いました。それに比例するかのように父の精神状態が良くなっていきました。御教え通りにいくら額の浄霊をしようと父の精神状態がよくならなかった原因は所属する教団から霊線を通じて邪神に操られていたからで、所属する教団を離れて霊線を切らないことには浄霊による御守護もいただけないんだと思いました。