105「龍神が抜けてしばらく沈静するも」 平成30年1月

一月二十日は、まだ父も家の中でも外でも何度か大声を出しましたが、次の日の二十一日の日曜日は父の精神状態がやっと落ち着きました。朝から発狂することもなく、妹と落ち着いて話もしていました。龍神が離れたんだろうと思います。副守護神の天狗が出てきて歴史の話を妹に長々と喋りだしたりはしましたが、これまでとは違い穏やかに喋っていました。私や親戚、近所の方の悪口は相変わらずでしたが、それも声を荒げることもなく柔らかい表情で言っていました。ここまで穏やかになった父の姿を見たのは何ヵ月ぶりだったかも分かりません。久しぶりに私も心が落ち着きました。

そして、その日の朝、妹が父にメシヤ教の話をしていました。現在のメシヤ教が霊憑りを信じておかしくなっているという話や楳木先生が亡くなられた話をしていました。霊憑りについては父もそれは間違いだというふうに言っていました。楳木先生が亡くなられたことはそれを知った時に妹が父に話をしていたんですが、頭の中がおかしくなっていて、現実と非現実のことがめちゃくちゃになっている父は楳木先生が亡くなられたこともずっと分かっていなかったようで妹から聞いて驚いていました。妹はメシヤ教だけでなく東方之光の間違いについても父に話をしてくれ、父もその話を受け入れていました。妹が父にメシヤ教と東方之光の話をしてくれたおかげで父もそれぞれの間違いを自覚し、そうすることによってメシヤ教や東方之光から霊線を通じて邪神に憑依されるということは今後なくなるんじゃないかと思えました。

一月二十二日、その日の朝も父の精神状態は正常でした。夕方仕事から戻った時も正常で、私に対しても普通の態度でした。父は夕方庭仕事をしていましたが、またいつのまにか倉庫でお酒を飲んでいたようで、副守護神が暴れだしました。ルーテルがどうのこうの、ヒトラーがどうのこうの、スターリンがどうのこうのと庭で近所に向かって喋り出しました。今までとは違い最初は大声は出さずに喋っていました。妹が父に家の中に入ってくるように話しかけると父も我に返り喋り続けるのをやめました。ですが、一分も立たないうちにまた始まりました。その時にはもう大声に変わってしまいました。顔も恐ろしい顔つきに変わっていました。そして、また大声で怒鳴り狂いながら私や親戚、近所の方の悪口を言い出しました。やっと父の精神状態が良くなって一安心していたのにアルコールが入るとやっぱり父は狂います。父には本当にうんざりします。父のことをやっぱりくずだなと思いました。

龍神が抜けたあとは驚くほど父の精神状態が落ち着いて正常に戻ったように見えましたが、アルコールを断たない限り父の副守護神の天狗も狸も勢いが止まらないんだろうと思います。お腹の副守護神への浄霊を徹底していこうと思いました。そして、父から龍神が抜けてからは父の額への浄霊が通じるようになりました。これは自分の感じ方なんですが、メシヤ教や東方之光教団を通じて邪神に憑依された場合だといくら額を浄霊しても浄霊が届かない感じがしていました。今回の父の龍神の憑依がどちらの教団を通じて起こったものだったかは分かりませんが、宗教を通じて邪神に憑依された場合はその宗教を離れるか、その宗教の間違いに気づかない限り浄霊による救いはないんだと思います。