109「父の運命」 平成30年2月

二月一日は大黒様の御祭りの日でした。私が体調不良で仕事を休んでおりお供えする料理が作れなかったためと、立春祭まで父への浄霊を徹底するために妹がまた家に泊まり込みで来てくれました。妹がいると父の機嫌もよく、夕方父の先達で夕拝と大黒様の御祭りをしました。久しぶりに父と一緒に参拝をしましたが、父の先達にはとてもイライラしました。まず、最初の三拍手の時には腕を真横に大きく広げ、山型に手を突き上げながら大きく三拍手をしました。その異常なほどの大げさな三拍手にとても腹が立ちました。何と言ったのかは忘れましたが、三拍手のあとには「○○型」と呟いていました。そして、善言讃詞を奏上する間は何事もありませんでしたが、そのあと父が御教え拝読を始めてからがイライラが止まりませんでした。拝読をする途中で父は突然人の悪口を言い出します。ターゲットになっている私や親戚、近所の方のことをぶつぶつ悪口を言いながら御教え拝読をします。父は御教えを人を責める、人を裁く道具にしています。いつもは父と一緒に参拝をしないのでいつも父が一人で朝拝をして御教え拝読をしながら人の悪口ばかり言っているのを自分の部屋にいる私にもある程度聞こえてはいましたが、久しぶりに父と一緒に参拝をしてものすごくトレスを感じました。父が行う参拝は私には悪魔の儀式のようにしか見えませんでした。

夕方せっかく父と一緒に夕拝と大黒様の御祭りができたものの、そのあと父はまた倉庫でお酒を飲みだしました。そして、夜父はまた外で大声で発狂しました。近所の方のことを大声で散々責めました。妹がすぐに父を止めに行き家の中に入れたものの、父は「俺はまだ着替えていないから家の中には入れん」と言って出て行きました。父は正常な時であろうと大発狂している時であろうと外で着る服のまま家の中に入ってくることができません。元々アスペルガーである父の強いこだわりです。

外に出たらまた大声で発狂するだろうと恐れていたら案の定また父は大声で発狂しました。妹がまた父を止めに行き、私は自分の部屋から妹の子供を抱っこしながら父へ向けて浄霊をしましたが、妹がなかなか父を家の中に入れてこないので妹の子供を布団に下ろし外に出ると、父は玄関の外の柱につかまり妹に引っ張られるのを抵抗しながら近所の方への醜く汚い暴言を大声で叫び続けていました。これでは妹一人では父を家の中に入れることはできないので私も父の腕を掴みました。父の暴言に私が言い返すと父が私に掴みかかってきました。父が柱から手を離したその隙に妹が父を引っ張って家の中に入れてくれました。ですが、その時もまだ父は外で着る服のままで、また着替えに出ようとしたので、妹が怒りながら父の家着用の半ズボンを倉庫から持ってきて父は玄関で着替えていました。そのあとも父は大声を出したので妹が怒りながら父を居間まで引っ張って行きました。私は父の攻撃のターゲットになっているので私が父を家の中に引っ張ろうとすると父に掴まって暴力を振るわれますが、妹はターゲットにはされていないので暴力を振るわれることもなく、力も強いので難なく父を引っ張ることができます。妹がいてくれると私も本当に助かります。ですが、また父が外で発狂して近所の方のことを大声で叫んでしまったので妹も本当にもう精神的に限界を超えていて苛立っていました。

二月二日、その日父は昼間からまたお酒を飲もうとしましたが、妹がお酒を飲まずに庭の畑仕事をするように促すと、父は素直に言うことを聞き、お酒を飲まずに夕方まで庭仕事をしていました。夕方家の中に入って来てからはお酒を飲み出しましたがその日父が発狂することはありませんでした。父の機嫌もよく穏やかな夜を過ごせました。発狂もせず明るく普通の会話をする父のことを妹がしんみりしながら良くなってきたねと私に言ってきました。その時私は「一瞬の同情で許せるほどこの二年間してきたことは許されるものではない」と思いました。その数秒後じわじわとお腹が痛くなり下痢をしました。私は「来た!」と思いました。この下痢は私が何か気づきがあった時にいただける合図のようなものです。メシヤ様は私の苦しみを分かってくださっている、父の運命はもう決まっているんだと思いました。