30「五ヶ月ぶりに父から邪気が消える」 平成29年1月

一月五日に星状神経節という父の新たな浄霊の急所が分かったものの父が相変わらずお酒を飲んで精神状態が悪く私への暴言が酷かったので父に浄霊を取り次ぐことができませんでした。酔っ払って飲み屋さんから帰って来た父は暴言を吐きながら私の部屋に入って来ようとしましたが、その日は妹がいつもより早く仕事から帰って来ていたため、妹が暴れる父を押さえ布団に寝かしつけてくれました。

その次の日もまた父は飲み屋さんに行き、帰って来たのが八時頃でずいぶん酔っ払っていました。妹は仕事からまだ帰っておらず前日のように暴れられたりしたら恐ろしいので私は部屋の電気も消し息子と布団に入っていました。ご飯をテーブルに用意してあげないと余計に機嫌を悪くして大声を出して暴れるんじゃないかと怖かったんですが、前日も散々暴言を吐かれて腹立たしい思いをしていたので酔っ払って帰って来る父にご飯を用意するのも嫌で私は布団から出ませんでした。父は一言二言声を荒げただけで、居間のストーブをつけそのままソファーで寝だしました。十一時頃妹が仕事から帰って来てから父も目を覚まし、また私への暴言を吐いていましたが、その日は暴れずに寝てくれました。

次の日の一月七日、昨夜のアルコールが残っていなかったからなのか父は朝から機嫌がよく、私への皮肉は言いつつもニコニコしていました。夕方相変わらずまた飲み屋さんに行ったようですが、次の日がメシヤ教の本部の月次祭で父は夜中の二時に起きて出発の準備をしだすので、飲み屋さんでもあまり飲まずに帰って来たようでした。ニコニコしながら帰って来て一緒に晩ご飯も食べましたが、その日の父からは邪気が感じられず、本来の純粋な父の姿を見ることができ、なんだか切なくなりました。父から邪気が消えたのは去年の八月に私が楳木先生にメールを送った時以来五ヶ月ぶりのことでした。もしかしたら霊憑りでメシヤ教を操っている邪神をメシヤ様が摘み出して下さったんじゃないか、メシヤ教を操る邪神が改心しますようにと祈ったことをメシヤ様が聞き届けてくださったんじゃないかと思いました。その日の夜は父の首の後ろと喉仏の下の星状神経節への浄霊をしました。次の日の一月八日、昼ごろ外に出ると雨上がりで、空気が今までに見たことがないほどとても澄みきっていました。桜島の方を見ても空気がとても澄んでいて、桜島の頂上には円を描くように澄んだ雲がかかっていました。

その日大分のメシヤ教本部の月次祭から戻った父はまた飲み屋さんに行ったようで九時半頃泥酔した状態で戻って来ました。かなり飲んでいたようで知り合いの飲み友達に家まで連れられて帰って来たようでした。玄関まで連れられて入ってきたものの手を洗い、倉庫で着替え、靴下を脱いでからでないと家に入ってくることができない父はそのまままた裏庭で手を洗うために庭に出て行きました。泥酔状態で何度も壁にぶつかりながら倉庫と裏庭を何度も行ったり来たりしていました。二時間が経過した頃妹が家に帰って来て父を倉庫に呼びに行くと、待っていたとばかりに父は大声で発狂しだしました。

その日は大声で近所の方を中傷するようなことを叫んでいました。私が以前その近所の方のことを誉めるようなことを言ったため嫉妬心があるからです。妹が父を家の中に入れようとしましたが、力ずくで抵抗していたので私も玄関に出て行き父を後ろから抱きかかえ、妹と父を引きずりながら布団まで連れて行きました。父は私が抱きかかえている間は何も抵抗もしなかったので、構ってほしい、自分のことを誉めてほしい、自分のやっていることを認めてもらえず悲しいという寂しさの感情を悪魔に利用されて暴れ大声を出している様子が伺えました。怒りや恨み憎しみを悪魔に利用されて発狂する時には容赦なく唾をかけてきますが、寂しさや悲しさが表立って悪魔に利用されて発狂する時には大声で大暴れはするもののあまり唾はかけてきません。お酒を飲まなければこれほどまでに卑劣で情けない人間にはならずにすむのにと本当に父を情けなく思いました。昼間の清々しい澄みきった空気、景色は何だったのか、メシヤ教の邪神による霊憑りはもう終了したんじゃないんだろうかと疑問に思いましたが、父が発狂する原因はメシヤ教だけではないんだ、ちゃんとすべての原因を掴むまでは終わりじゃないんだと再認識しました。ただ、前日に一時的に父から邪気が消えた姿が見られたので、メシヤ教もしくは楳木先生に何らかのことがあったんじゃないかとは思います。