378「神社巡りと猿田彦」令和5年7月

七月九日、その日は息子と妹と甥っ子と四人で朝早く家を出て神社巡りをしました。最初に行ったのは熊本県にある幣立神宮です。幣立神宮は神漏岐命神漏美命が主祭神です。ちょうど一ヶ月前に妹が知り合いからいい神社があると幣立神宮を紹介され、天津祝詞に出てくる神漏岐命神漏美命を祀る神社だと知りぜひ行ってみたいと思い今回行ってきました。幣立神宮に着くとほんの少しの時間ミストのような雨が降り、出迎えられているなと思えました。私は雨が強くなることを心配しいったん車に傘をとりに戻ったんですが、その間に黒いアゲハ蝶が姿を見せてくれたそうです。妹は私よりも神社参りが好きで、神社参りに行くとよく蝶が出てくるんだそうです。私も妹と一緒にあちこち神社参りに行ったりしていますが、たしかによく蝶が出てきます。出迎えてくれてるんだなと嬉しくなります。私は神社参りに行くとその境内の後ろの方に本物の神様がおられるという印象があるんですが、幣立神宮にもそういった場所がありました。境内の後ろにある鳥居をくぐり少し下に下っていくと北斗妙見大神という神様がお祀りされていました。

幣立神宮の次には宮崎県の高千穂峡に行き、自然美の滝と渓谷の眺めを少しの時間堪能し、次は高千穂神社へ行きました。時間がなかったのと息子が車酔いで具合を悪くしてしまっていたためお参りが終わったらすぐに次へ向かいました。天岩戸神社東本宮を目指して移動していたんですが妹の車のナビが目的地とは違う場所を案内し、通りかかった神社の駐車場に車を停めると、そこは天岩戸神社西本宮という神社でした。ちょうどそこに神社の警備の方がいて、その神社はアメノウズメも祀られている神社だと知りました。アメノウズメは猿田彦の奥さんです。最近私は妹が猿田彦の生まれ変わりなんじゃないかと思っていたので予定もしていなかった大昔の妹の奥さんとの対面になったと思いました。今回の神社巡りの一番のドキドキ感がありました。

その次に天岩戸神社東本宮へ行き、一日数回ある宮司さんの案内に参加し川の反対側にある天岩戸の洞窟も見ました。天岩戸神社の奥にある天安河原にも行きました。そこでは思兼命が祀られていました。思兼命は豊雲野尊の生まれ変わりと御教えにあります。私の大昔の奥さんの生まれ変わりが祀られていたのかぁと思いました。

その後には携帯のナビで偶然見つけた瀬織津姫を祀る神社にも行きました。瀬織津姫は神言の中に出てくる祓戸の四柱の一柱で、その姿は白龍なんだそうです。人の姿の瀬織津姫は天照天皇の奥さんだったようです。最後は猿田彦とアメノウズメを祀る猿田彦神社に行き帰路に着きました。日帰りであちこち回った一日でした。大昔の奥さんへの挨拶回りの一日だったように思えました。