365「海幸彦を祀る潮嶽神社」令和5年5月

五月十四日の日曜日は息子と妹と甥っ子と四人で宮崎県日南市にある潮嶽(うしおだけ)神社に行きました。潮嶽神社は日本で唯一海幸彦を祀る神社だそうです。私の勝手な思い込みかもしれませんが、私の父は海幸彦の生まれ変わりです。今現在も精神状態があまりよくない父のことを考えたらどうしても一度海幸彦を祀る神社にお参りに行きたいという思いがあり行きました。

父は現在また精神病院に入院中です。今年の初めにまた父は入院となりました。施設が管理するアパートに住んでいたんですが、父がお酒を飲んで夜大声を出し同じアパートの住む方々に恐怖を与えるようになってしまったからです。以前も書きましたが父は小学生の女の子の後ろをついて歩き怖い思いをさせて警察に通報されたりもしています。他にも夜飲み屋に行き、泥酔状態で道路の真ん中をふらふら歩いていると警察に通報され警察のお世話になったこともありました。迷惑をかけてしまった方々、警察の方々には本当に申し訳ないという気持ちと共に父に対しては本当にもういい加減にしてくれという思いでした。

正直言って人様に迷惑をかけることしかできないのであれば早く死んでくれた方が私は助かります。お酒に溺れてしまうのは寂しさや虚しさ生き苦しさ、そういったものが父にもあるんだということは私にも分かります。ですが私はアル中でもありとてつもなく恐ろしい精神病だった父に倒されて無理やり胸を見られた時のことを今もまだ忘れることができず、父には一切関わっていませんし関わることができません。その出来事は妹が妊娠し身の安全と生活のために妹が実家を出て行った直後に起こった出来事なのでその時からもうすぐ六年の月日が経ちます。その出来事が起こってから妹が父を精神病院に入れるまでの約九ヶ月の間は耐えに耐えながら父と一緒に生活をしました。ですが、一度父から離れ恐怖と苦しみから解放されてからはもうどうしても父と関わることができません。父がその時のことをどう思っているのかも分かりません。

今年初めに父が精神病院に入院となった時には父が病院から出される薬を飲まずに外に捨てていると聞き笑ってしまいました。父に薬は絶対に飲まないという意志があることにとても安心しました。ですが、今現在父が薬を飲まずに捨てているという話は妹から聞いていません。今でもずっと週に一度か二週間に一度は妹が父に会いに行ってくれているんですが最近の父はとても元気がないそうです。薬を外に捨てていることを病院の先生から注意され仕方なく薬を飲んでいる可能性があります。そんなことになったら父の精神病はいつまで経っても治らなくなってしまいます。妹はほぼ毎日のように父に遠隔浄霊をしてくれているようですが、私は今はもう全くと言っていいほど父に遠隔浄霊もしていません。やる気がでないからです。ここ最近では我が家の月次祭のあとに妹と一緒に十分ほど父に向けて遠隔浄霊をしただけです。

父には精神状態も良くなってお酒にも溺れず人様にも迷惑をかけずに生活してほしいと思ってはいても私はどうしてももう父には会いたくないですし父に遠隔浄霊をする気力もありません。

ただ今回海幸彦を祀る潮嶽神社へ行ったのは海幸彦の人生を考えた時に弟の山幸彦に敗れたその後の人生は苦しいものだったんじゃないかと想像し、その無念の思いを察する気持ちと父の三千年の罪の清算という意味も兼ねて、メシヤ様に父の御霊を救っていただきたいという願いを持って行きました。父は今現在早く退院したいと言っているようですが、退院したら父はまたすぐさまお酒を飲みだすだろうと思います。そうなるとまた大声を出してご近所に迷惑をかけてしまいます。父をどうすればいいのかと悩みます。