376「辛さと心配と」令和5年6月

六月二十五日です。今日は一日甥っ子を預かり、夜妹が家に甥っ子を迎えに来た時にまた妹の携帯で彼のインスタグラムを見せてもらいました。彼は交際相手の家族とも顔を合わせたようです。そして、新事実が分かりました。新たな投稿で彼が今交際している女性を彼に紹介した人物が分かったんです。私も以前から彼のインスタグラムを見て知っている女性だったんです。私はてっきり彼は半年前に行った合コンで知り合った女性とお付き合いしているんだと思っていたんですが、そうではなく、私も以前から名前だけは知っていたある女性の友人を彼は紹介されお付き合いを始めていたんです。

その方は彼のことをいい人間だと思っているからこそ自分の大事な友達を彼に紹介したんだと思います。ですが彼はサイコパスです。彼は話上手で人付き合いもかなり上手い人間ですが、九年、もしくは十年前から自分が人を殺し人の肉を食べたと思い込んで生きている人間です。そして、彼は病むと人の肉を食べたくなると言っているんです。黒龍に憑依されている彼にはとても恐ろしい一面がであります。彼の交際相手の女性はもう彼に魅了され、彼がサイコパスであると分かっても簡単には彼から離れられないだろうと思います。

私は以前彼本人に黒龍が憑いてるよと何度か話してはあります。真剣に浄霊を受けてみないかと何度も言ったんです。それでも彼は浄霊を拒否し、黒龍が憑いたままでいいと言ったんです。もちろん彼が人を殺し人の肉を食べたというのが黒龍の憑依による思い込みだということまでは彼には言っていません。そんなことを言えば彼は「俺を精神病だと思ってるのか」などと激怒するだろうと思います。「俺を精神病扱いするなら本当に殺してやる」と言われる可能性もあります。私は彼がセックス依存症だと言って病院にまで通い出したので、セックス依存症黒龍が憑依してるせいだよと話し、それを治すという理由で彼に浄霊を何度も勧めていたんです。

今から十ヶ月前、私は彼と喧嘩し、彼の家を出て行き、彼を深く傷つけてしまいました。そんな深く傷ついた彼の心を癒やしてくれているのが今の彼の交際相手なんだと思います。ですが、私はまだ彼のことを忘れることができません。私の心の中にはまだ彼がいます。彼が私から離れ別の女性と向き合っていることは私にとっては辛いことです。彼に黒龍が憑依したままだということも心配しています。私には時々妹の携帯で彼のインスタグラムを見て彼の状況を知ることしかできません。彼が本当に犯罪を起こさないかも心配しています。