374「能力なんて授からず」令和5年6月

六月十八日です。地上天国祭から三日経ちました。地上天国祭を迎えたら私自身に何か起こるんじゃないか、能力をいただけるんじゃないかと思っていましたが何もありませんでした。半年前の一月上旬、彼の家に行った時に不燃ごみのごみ箱にピンクの色の携帯が捨てられており、二人の幼い子供が写った写真が待ち受け画面になっており、あきらかに子持ちの女性の携帯であることが分かりました。誰の携帯かと聞くと彼は「誰かはいちいち覚えてない。食べたから。その子供の母親なんでしょ。シムカードは抜かせてもらった。場所を特定されたら困るから」と言いました。「豚を食べる時にいちいちその豚がどこの豚かなんて調べるか?」という発言もしました。一月二日には復縁を断られしばらくずっと連絡も途絶えていた彼から夜中に久しぶりの電話があり、泥酔状態だった彼は「病むと人の肉を食べたくなる」とも言っていたんです。彼の発言が本当のことなのか、それとも人を殺し人の肉を食べたというのは彼の思い込みなのか、それとも冗談なのか本当に分からず、かといって彼の家のごみ箱に女性の携帯が捨てられていたことは事実なので、本当に分からず悩んできました。彼にそのことを問いただした時には彼は「拾った」と言いました。その時彼はぼそぼそ喋っていたので何と言っているのかはっきりと聞き取れない部分もあり、あまりいろいろ聞き出そうとすれば私が殺されると思い詳しく聞けませんでした。

六月十五日の地上天国祭を迎えれば真実を知り得る能力をいただけるんじゃないかと思っていたんですが、そんな能力は授かりませんでした。なので、彼が白なのか黒なのか今もって分かりません。ですが、そんな能力を授からなかったということは私にそんな能力は必要ないということなんだと思えます。自分が思ったままのことがある程度真実なんだということなんじゃないかとも思えます。本当に困った時にはメシヤ様は掲示板を使って教えてくださったり、何かしらのヒントを与えてくださったりするので、私に霊視能力のようなものはいらないんだと思います。

彼には今も黒龍が憑依しています。彼には何度か浄霊をしましたが、簡単に黒龍は抜けそうにもありませんでした。彼がもし本当に人を殺しているならとっくに警察に捕まっているはずです。そんなことになっていないということは彼は人を殺したりはしていないんじゃないかと思えます。黒龍の操り人形になっている彼は今もまだ人を殺し人の肉を食べたと思い込まされているんだと思います。そう思い込むようになったのは彼がうつ病になり自殺未遂をしたりして病院に入院し、退院後も薬を服用していたためだと思います。それが今から九年前の話です。そう思い込み続けたまま彼は九年間を過ごし私が彼から恐ろしい話を聞かされても警察に言わなかったので彼は調子に乗っているんだと思います。半年前の彼の恐ろしい発言は私を脅すための嘘だったのかもしれません。

彼の家のごみ箱に捨てられていた携帯に関しては詳しくは分かりませんが、彼がぼそぼそ喋った通り本当にただ拾っただけのものだったのかもしれません。ごみから拾ったものなのかどういう状況で拾ったものなのかは分かりませんが、そういうことをする彼にもいろいろと問題があると思います。そして、彼に憑依する黒龍は恐ろしい発言をして私を怖がらせて楽しんでいたんだろうと思います。

彼は今はもう新たに交際している女性がいます。その交際している女性に対してもサイコパス的発言をしている可能性はあります。彼は女を自分に従わせようとする傾向があるので、恐ろしい発言をして恐怖を植え付けつつ反対に話上手で面白い人でもあるので、言葉や行動で自分に魅了させて楽しんでいる可能性もあります。彼に黒龍が憑依している限り彼の交際相手の女性もこれから先いろいろと恐ろしい思いをするだろうと思います。彼は見た目は全く精神病者ではないので、まさか人を殺し人の肉を食べたというのが彼の思い込みだとはその交際相手の女性も思わないはずです。彼の話す恐ろしい話を信じれば正義が勝てば警察に話すでしょうし、悪の心が勝てば彼の話を秘密にして彼に依存していくんだろうと思います。

私は彼がサイコパスと分かった二年前から十数回にわたり彼を我が家の朝拝に参列することを勧め、ある程度してからは彼に何度か浄霊も取り次ぎました。それでも彼から黒龍が離れなかった理由は彼がメシヤ様のことも浄霊のことも全く信じなかったからだと思います。彼自身が真剣にメシヤ様に救いを求めない限り彼には黒龍が憑依したままなんだと思います。

彼にはもう別の女性がいるため私が彼に会うことはもうないと思います。これから先彼がどう生きていくのか、サイコパスである彼と交際相手の女性はどう向き合っていくのか、私にはどうすることもできません。