一月十一日、その日は甲子の日と天赦日と一粒万倍日が重なった縁起のいい日でした。私は前日の夜から彼と喧嘩、というより一方的に彼が私に対し怒っている状態で、縁起のいい日に喧嘩なんてするわけにはいかないと思ってなんとか彼の機嫌をとろうと考えていました。仕事に行っている彼から「ちゃんと話し合いをして謝りたかったら用意して待ってろ」と怒り心頭のラインがきていました。ですが私は彼をさらに怒らせてしまいました。彼が仕事から帰ってくる前に私が先に彼の家に行って彼を出迎えて私が彼に謝ることを彼は望んでいたのに私もいろいろと忙しく、彼よりも少し遅く彼の家に着いてしまいました。彼は怒りが頂点にまで達していました。彼がものすごく怒っていたので私も「もう帰る」と言って一度は家を出ましたが、このままではまずいと思い部屋に戻りました。
元々前日に彼が怒りだした原因はその時にテレビに映っていたある男性アスリートのことを私がかっこいいと言ったりそのアスリートを誉めるようなことを言ったことです。それが彼にはとても癪にさわったようです。そこに普段からの積み重なった私や息子に対する不満やイライラが合わさって彼は爆発してしまっていたんです。そんなことで本気で怒るのかと驚きました。彼は私とのコミュニケーションが足りていないと不満を言いました。彼はものすごく寂しがりやな人です。自分が大事にされていない、雑に扱われていると感じたらすぐに機嫌を損ねます。そのうえ彼は自分のことを王だと言っています。彼は典型的なＢ型で、自己中心的なところがあります。かといって人一倍気づかいも上手い人ですし、口が達者で話も面白いです。彼はとても破天荒な人間ですが、寂しがりやであることも破天荒であることもひっくるめて私は彼を愛おしく思っています。その日彼とはちゃんと仲直りしました。とても縁起のいい日に喧嘩になってしまったもののちゃんと仲直りができてよかったです。
ですが問題点もあります。彼は乱暴なところがありサイコパスでもあるので、今でも時折恐ろしい発言をします。「殺す」「バラバラにする」という発言は何度も聞いていますし、「浮気したらバラバラにして山に捨てる」と言われたこともあります。「バラバラにして」という殺し方の具体的方法を言うことが恐ろしく感じます。私も精神病の父に倒されて無理やり胸を見られた時はしばらくの間は「八つ裂きにして殺してやりたい」とずっと思っていたので人のことはあまり言えないですが、彼は口に出して言うので怖いです。ここ最近でも恐ろしい発言がありました。彼と息子があるマンガの人を殺す残酷なシーンの話をしていた時、「人間の骨は硬いからなぁ」と言いました。他人がそれを聞いたら「知っているのか。人の骨を切ったことがあるのか」と思わず疑うような発言だと思います。彼は小さい頃は毎日海や山で遊んでいたそうで、海で自分で魚を獲って焼いて食べたり、山で鳥を仕留めて焼いて食べたりしていたそうです。小、中、高と彼は学生時代には散々喧嘩をしてたくさんの人に怪我をさせています。骨折させたりもしているんだと思います。なので、人間と他の生き物の骨の硬さの違いなどは実体験で私より遥かに詳しいのは分かりますが、彼の発言はまるで本当に人の骨を切ったことがあるかのように聞こえます。やっぱり人を殺してるのかと思ってしまいます。
ですが、本当に人を殺したことがある人間ならそれがばれてしまうような発言はしないはずです。そういう恐ろしい発言をするところがサイコパスである彼の謎の部分だと思います。彼は自分のことを二重人格だとか多重人格だとか言ったりもします。彼が恐ろしい発言をするのはだいたいお酒を飲んだ時です。彼の副守護神はおそらく天狗だと思います。その副守護神の天狗がサイコパスと言えるほど恐ろしい発言をしているのかもしれませんし、彼には別の動物霊が憑依しているのかもしれません。多重人格である彼はもしかしたら誰かしらの人霊に憑依されている可能性もあります。お酒を飲んで酔いがまわっている時にその憑依霊が出てきて喋っているという可能性もあります。だとしたら人を殺し、人の肉を食べたという話はその憑依霊がやったことなのかもしれません。彼には人食い殺人犯の霊が憑依している可能性があります。
私はこれまで人霊の憑依というのも頭の隅にはあったもののおそらく動物霊だろうと思い彼を清めていただくために彼を我が家の朝拝に招いてきました。ですが、人霊の憑依であるなら天津祝詞よりも善言讃詞です。彼と彼に憑依している人霊の救霊のために善言讃詞を聞かせてあげなければいけません。そして、彼は浄霊のことも全く信用していませんが、彼になんとか浄霊を取り次がねばなりません。人食い殺人犯の憑依霊が憑いているかどうかなんて本当のことは全く分からないですし、そういう可能性もあるんじゃないかと考えてみただけです。答えが分かるようがんばってみようと思います。
