278「地震」 令和3年5月

五月六日、朝仕事に行く前に自己浄霊をしていた時のことです。数日前にこの一年間私に地獄のような苦しみを与えてきた存在だった女性が「白狐が下郎の役で奉仕する」というお役目として生まれてきた人間だったと分かり、そのことをまた考えていました。その女性に対して「下郎の役の奉仕お疲れ様でした」と心の中で言ったほんの一、二秒後に地震が起き少し驚きました。震度一、二度に感じる揺れでした。次の日またそのことを考えて、その女性の魂と幽魂には想念が伝わったんだなと思った瞬間お腹がゆるんだ感じがしてトイレに行ったら下痢をしました。

ネットでその地震のことを調べたら震源地は熊本でした。熊本地震といえば五年前の四月に起こった熊本地震を思い出します。熊本と大分で大きな地震が起こりました。あの時は私と楳木先生との衝突が起こり、二度目の体験談が出せなくなり、毎日毎日そのことを思い返しては楳木先生に対して「なんてことを」と怒りのような感情を抱いていた頃でした。あの二度目の体験談は一度目の体験談で発表し損ねた臭いの病気の浄霊の急所を書いたものだったので、その病気で死にたいと思うほど苦しんでいる人たちに一日も早く届けたいという思いで作りあげたものです。こんなことを書くと反感を持たれるかもしれませんが、あの五年前の熊本、大分地震はまるで私の怒りを現したもののようにも感じていました。