342「彼の前世と前々世」 令和4年7月

七月十六日、その日も息子を連れ彼の家に泊まりに行きました。夜一緒にお酒を飲んでいた時に彼が自分の前世の話を始めました。彼は前世でも男だったそうで、十六歳までしか生きられなかったそうです。闘争で捕まり、刑務所の中でも闘争が起こり命を落としたそうです。明治時代で刑務所はレンガだったそうです。彼は以前霊界にいた時の話もしており、何億年と霊界にいて、初めて人間として生まれたと言っていました。地上に生きた人間の経験がないからこんなばかな生き方してるんだと言っていました。私が「前は人間に生まれたのは初めてだって言ってたよね?」と聞くと、彼は「前世のことを思い出した」と言いました。「好きな女の人はいなかったの?」と聞いたら彼は「いたけど(別の人と)結婚した」と言いました。そして、「ロウを垂らして固めた」と言いました。彼の恐ろしい発言にまた凍りつきましたが「殺したの?」とは聞けず、「なんでそんなことをしたの?」と聞くと、「俺と離れてかわいそうだったから」と言いました。彼は前世でもサイコパスだったのかと驚きました。サイコパスというより犯罪者です。彼は前世の名前も覚えていました。

彼はさらにそのまた前の前世の話もしました。彼は前々世も男だったそうで、その時も早くに死んだそうです。彼は今三十二歳なので、「今回は上手く生きてる」と言いました。そして、彼は「フランス料理の食べ方を習った」と言いました。その時も日本で生まれ、フランス料理の食べ方を誰かに習ったそうです。彼に「いつの時代?」と聞いたら「分からない」と言いました。「お肉を食べたの?」と聞いたら「そんなものないから人間の肉を食べた」と彼は言いました。また凍りついたのと同時にその瞬間にお腹が痛くなりトイレに行ったら下痢が出ました。

トイレから出たあとはもう彼の前世の話は聞かず私はお風呂に入りました。彼の前世と前々世の話はおそらく本当の話だったんだと思います。彼は一年ほど前から我が家で何度か一緒に朝拝をするようになってから自分が霊界にいた時の記憶を少し思い出し喋るようになりました。おそらくは神様の使いとして狐霊が彼に憑依し、喋っているんだと思います。そして、その日の前世と前々世の話もおそらくその狐霊が喋ったんだと思います。彼が前々世で人の肉を食べた話をした時にお腹が痛くなったのはその話が本当だという気づきだったのかもしれません。ですが、前世で好きだった女の人をロウを垂らして固めたという話は狐霊が喋る話に彼に憑依する黒龍が入ってきてまたサイコパスのような恐ろしい発言をした可能性もありはっきり分かりません。もしかすると彼は生まれ変わる度に三度とも黒龍に憑依されサイコパスのような人格だったのかもしれません。

最近は彼の家に泊まるたびに眠っている彼の額に浄霊をしています。彼がサイコパスのままでは私は安心して彼と結婚することなんてできません。もし彼が前々世で本当に人の肉を食べたんだとしたらその罪はまだ完全には消えてないのかもしれません。なので前々世でも前世でも早くに命を落としているのかもしれません。

彼は前世で闘争していたように今世でも幼少期から数え切れないぐらい喧嘩をし、人に怪我を負わせてきています。今まで一度も刑務所に入れられたことがないのが不思議なくらいです。むしろ私は人に怪我をさせたならちゃんと償うべきだと思っています。私は彼が私のサポートをしてくれる人なんだと思っています。彼と結婚し、家庭内においてはもちろん私は主婦として精一杯主婦業に努めるつもりでいますが、神様の人救いの御用をしていくなかで、彼は私のサポートをしてくれる人なんだと思っています。そして、それが彼の罪の贖罪になるんじゃないかと思っています。