231「同情にピリオド」 令和2年2月

二月二十七日になりました。久しぶりに体験談を書いています。今日は息子の小学校の授業参観とPTAがあるため仕事を休みました。新しい職場で働き始めて二ヶ月過ぎました。どこの職場で働いても人間関係がいろいろ大変だなぁと感じながらも一方で人の悪口など一切言わない太陽のような私にとって癒やしの存在になる人や話の面白い私を笑わせてくれる人が同じ作業場にいるので心が救われています。現在は物流倉庫の仕事をしており、午前中は屋外作業のため雨の日はかっぱを着て作業をしています。最近はだいぶ暖かくなってきたため日差しに照らされ汗をかきながら仕事をしています。まだ冬なのにも関わらず日差しに照らされてすでに顔や首は日焼けしています。これから暖かくなるにつれもっともっと日焼けしていくのが屋外作業の一番の悩みどころです。

そして、十一時過ぎから倉庫内での作業に移ります。作業は楽しいんですが重いものをいくつも持ったりするので体力的にきつく、家に帰るといつもぐったりしてしまいます。私は手の握力が若干弱いため以前働いていた飲食店では手が腱鞘炎になってしまいました。現在の職場は手の握力はさほど関係なく腕の力がいる仕事です。腕の力は人並みにありますし、腰が痛くなっても夜寝る前に布団の中で腰を自己浄霊すればとても癒やされます。ともあれ力仕事は女性にはきつい仕事だなと感じます。昔はもっと重労働をして今とは比較にならないほどきつい思いをして働いていた頃もありましたが、今は昔と違い仕事のあとは家事と育児が待っている生活なのでなるべく体力を温存した状態で家に帰りたいので、今の仕事はいつまで頑張れるだろうかと考えたりもします。ですが、前職のように仕事は楽でも人間関係で苦しむより多少仕事はきつくても人間関係で精神を病むことがなければ仕事は続けていけます。今の仕事は重い物を持つこと以外では楽しいと思える仕事ですし時給もいいので当分がんばって続けていこうとは思っています。

そして、今日一番に書きたかったことは別れた元夫のことです。昨日の夜ついに意を決しもう息子を彼の家にも彼の実家にも連れて行かないでほしい、もう今後は彼が息子に会いに来るだけにしてほしいということを伝えました。私から見ると異常なほど親思いの彼にとっては息子を彼の両親に会わせられなくなることはとても辛いことだろうと思います。ですが、離婚してからのこの五年間彼が息子を彼の実家へ連れていくたびに私も心がぐちゃぐちゃになるほどの苦しみに耐えてきました。自分の感情を押し殺してここまで私が耐えたのは離婚する時に彼に言われた言葉があったからでもあります。離婚が決まった際彼は私に「○○(息子)を親に会わせるのはいいやろ?」と言ってきたんです。私にとっては呪いのような言葉でした。

彼の実家のことが原因で私は精神が崩壊してしまったので彼の実家の人達とはもう一切関わらずに生活したいのに離婚してもなお私を苦しめるつもりなのかと凍りつきました。ですが、それを断ると離婚してもらえないんじゃないかという恐怖が湧き起こりはっきり断ることができなかったんです。それに彼が異常なほど親思いの人間だということを分かっているがゆえに息子を彼の実家に連れて行くことを拒否すれば彼の心が壊れてしまうだろうと予測できていたので彼に同情し自分の感情を押し殺してこの五年間耐えてきたんです。ですがもう彼に同情するのはやめることにしました。離婚してから五年が経ったのでもう十分だろうと思っています。私はこの五年間自分で自分の首を絞めるような真似をしていたように思います。ようやく苦しみから解放されました。