199「地上天国祭を迎えて」 令和元年6月

六月十五日、地上天国祭の日を迎えました。やっとこの日を迎えることができました。十日前の六月五日に父が病院内で問題を起こし隔離室に入れられ、病院の先生からは父に強制的に注射を打つか退院させるかの決断を迫られ窮地に追い込まれた状態でした。必死にメシヤ様に御守護を求め、父の精神状態も落ち着き、どうにかこの日まで病院への返答を延ばすことができました。「二月四日の立春を期していや増す御神威は六月十五日の地上天国祭をもって現界に移写される」ということが頭にあったので今回の邪神の猛攻撃もそれに伴う最後の足掻きなんだろうとも思いながらなんとかこの日まで耐えることができました。

いつも参拝中騒がしい息子にはこの日ばかりは「お参り中に絶対にしゃべったらだめだからね」といつもよりもきびしく言いつけました。小学三年の息子は「僕、そんなことできない」と言いました。小学三年生にもなって参拝中に黙っていることができない息子には本当にあきれます。「だったら公園に行ってなさい」と言うと、息子もいつもより私がきびしいことに観念したのかしぶしぶ座りました。その日は参拝のあと妹はすぐに仕事に出ることになっていたため甥っ子は朝のうちに保育園に預けており、私も妨害をされることもなく落ち着いて先達を行うことができました。参拝中息子はしゃべることを我慢するためかずっと頭を畳につけて声を出さずにもがいていたようでした。息子は学校の授業の時にはおとなしく座っていることができるのに神様の参拝の時にはそれができません。ですが、その日ばかりはよくできたと感心しました。

父の精神状態もおそらく落ち着いているだろうと思い、その日は病院へは何も連絡しませんでした。ですが、今後父をどうするかということは早急に決めなければいけません。