168「半年を振り返って」 平成30年11月

父が入院してから半年経ちますがこれまでずっと妹が一週間に一度は必ず父に面会に行ってくれています。極度の潔癖の父は病院内にあるコインランドリーで自分の洗濯物を洗うことを嫌がるため、妹が毎週父の一週間分の洗濯物を家に持ち帰り洗濯してからまた届けてくれています。それ以外にも父から頼まれた買い物をして届けてくれています。父の攻撃のターゲットにされ、散々酷い目にあった私には絶対にできないことです。妹がいてくれて本当に助かります。

父が入院してからのこの半年間は本当に本当に平和な日々でした。父のこと以外でも私にはまだいろいろと苦しみや問題はありますが、とてつもなく恐ろしかった狂人の父が家にいない生活は本当に平和でした。邪神の操り人形になってしまった父は攻撃のターゲットにはされていなかった妹や何の被害も受けていない第三者の人が見れば父を気の毒に思う気持ちも湧くかもしれませんが、散々苦しめられた私はどうしても父に対する拒否反応がでます。半年間平和な生活を味わってしまったので私はもう二度と父と一緒に生活したくはありません。そして、なにより父が家に戻ってくればご近所の方達もまた恐怖に陥るので父を家に戻すことなんてぜったいにできません。父自身は家に戻って毎日畑仕事をする生活をしたいという思いもあるようですが、もし父を家に戻せば父は間違いなく退院したその日からまたお酒を飲むだろうと思います。そして、一口でもお酒を飲めば父はまたサタンに憑依され豹変してしまうと思います。そうなればまた同じことの繰り返しです。できることならこのままずっと父を病院で預かってほしいと思っています。

父の望む畑仕事はできなくても病院での生活はとてもいいように思います。病院の食事は料理酒などのお酒も一切入っていないそうなので父はわずかなお酒も摂取することなく生活できます。そして、毎日ミーティングの時間はあるもののあとは自由な快適な時間を過ごしています。温泉もあり、ジムもあり、病院の外を自由に散歩もできます。コーヒーやお菓子も切らすことなく妹が父に届けてくれているのでお酒を飲めないこと以外で父の食生活の不満はないと思います。そしてなにより薬は使われていないので安心しています。病院というよりはお酒を飲めないように管理してくれている施設というような感じです。父は半年前まで散々お酒を飲んでいましたが、肝臓もその他の臓器なども何の異常もなく健康そのもののようです。なので、父が死ぬのもまだまだ先のようです。入院を延長することができてひと安心したもののこの先どうすればいいのか分からないままです。

私と妹が病院に話し合いに行った日から数日経ち、妹が父の洗濯物を持って病院へ面会に行くと父の精神状態がまた悪くなっていたようでした。同じ部屋のある男性のことをとても嫌っているようで、父はストレスが溜まり気が立っていたようです。そして、父の口から「十二月までに病院を出れないなら脱走してやる」という発言が出たそうです。厄介なことになってしまったと思いましたがどうすることもできずにいました。そして、その次の週も、そしてまたその次の週も父の精神状態は悪く同じことを言ってきたそうです。その三度目の日の夜、家で夕拝が終わったあと妹が「お父さんに浄霊をしよう」と言ってきました。父への遠隔浄霊はもう三ヶ月以上しておらず、父の精神状態が悪くなっていたこの三週間の間も父へ浄霊するということを私は全く考えてもいませんでした。妹と一緒に父が入院している病院の方角へ手をかざして父に遠隔浄霊をしました。妹任せ、病院任せになってはいけないなと思いました。