132「近所の方からの催促」 平成30年3月

三月二十日、その日父は朝六時頃から発狂しだしました。前日の晩私が引っ張って父のシャツを破いてしまったため父は怒り狂い、パンツ一枚のままで朝まで居間のソファーで眠ったようで、朝起きた瞬間からまた破れたシャツのことで怒り狂い、私の部屋に何度も入ってきて怒鳴りました。四千円弁償しろよと怒鳴っていました。父がとてつもなく恐ろしい精神病になってからの二年二ヶ月で父に壊された私が買った物の被害総額は四十万ほどはあります。仏壇や仏壇の中に祭った観音様の霊壇用御神体、襖、眼鏡、食器類などです。当然のことながらそれに関して父は一切何の謝罪もなく弁償する気なんてありません。父はそうさせたのは私だとしか思っていません。私がお金を出した物は平気で壊しておきながら自分の物をだめにされたら大発狂する父に本当に呆れました。その日は妹が家に泊まってくれており、その日は朝早くから共に辛い思いをしました。

その日父はいつもよりも早く家を出て日課のアルコール類の買い物に出掛けました。そして、私が仕事に出る直前に近所の方が我が家に来られました。その日の前日は私が家に戻る前の夕方四時頃から父はずっと隣近所の方のことを外で大声で叫んでいたそうです。その方の奥さんは父のせいでまた薬を飲みだしたそうです。「今日中にどうにかしてくれ」と釘を刺されました。私ははいと返事をし、謝ることしかできませんでした。

近所の方をこれほどまで苦しめてしまい私も苦しいですが、妹の方は限界を超え父を入院させると言い出しました。私は今日まで待ってと妹を説得し、メシヤ様に必死に祈ってから仕事に行きました。妹はもう精神が崩壊するぐらい滅入っていましたが、家にいて父がまた飲んで発狂しないよう父を見張ってくれていました。その日は近所に住む伯母からも妹に電話がきたそうです。被害にあっている近所の方が伯母の家に行き、早くどうにかしてくれと話をしたようでした。伯母は東方之光教団に所属しているメシヤ様の信者ですが、伯母自身も何年も前から父の攻撃のターゲットにされて恐ろしい思いをしながら生活をしている一人でもあります。そして、父の攻撃のターゲットになってしまっているその近所の方のことでも伯母も伯母一家もみんな苦しんでいます。

伯母はいくら薬はだめだと言っても人をこれだけ苦しめるのは間違いだと主張します。利他愛がないと言います。その通りだと思います。ですが、他人を苦しめるわけにはいかないから病院に入れてしまうということを選択すれば邪神に負けたことになります。病院に入れてしまえばその時点でメシヤ様の御守護はなくなると思っています。病院に入院させておきながら浄霊をしてメシヤ様に御守護お願いをするというのはメシヤ様に大変失礼なことです。病院に入れるなら信仰を辞めなければならないと思っています。どんなに苦しくても邪神の力は九分九厘までです。九分九厘まで邪神に苦しめられてもメシヤ様に御守護をお願いすれば必ず救われる、絶対に大丈夫だと私は思っています。

父の攻撃のターゲットになってしまっている近所の方の奥さんは父のせいで入院もし、薬を飲んでいる状態です。他人をこれだけ苦しめている父もその身内である私もそうとうな罪を作ってしまっていると思います。父には絶対に薬を使わせないようにさせておきながら苦しめている相手には薬を使わせてしまうという本当にもうどうすればいいのか分からなくなるぐらい辛く苦しい状態です。本当に最悪な状態です。それでもメシヤ様に御守護をお願いすれば必ず救われると私は信じています。邪神は他人まで巻き込んで苦しめようとしてきます。病院に入れさせて薬や注射を使い邪神の思うがままに人間を支配することが邪神界の狙いです。二千年もの間人間に薬を使わせ人間を弱らせ人間を掌握しようとしてきた邪神界の集大成が今です。なので絶対に邪神の思惑に乗せられるわけにはいきません。

その日私が仕事から帰ったのは夕方五時頃でした。その日父も床屋に行ったりなどしていたようで、父が家に戻ったのは私が家に着く少し前だったようです。父は家に帰ってからさっそく倉庫でお酒を飲みながら買ってきたものを食べていました。私は御神前に座り、メシヤ様に御守護願いをしてから倉庫にいる父へ向けて浄霊をしました。絶対に動物霊が暴れ出さないようにと額、眉間の奥、お腹の副守護神への浄霊を徹底しました。倉庫でお酒を飲んでいた父はまたぶつぶつ言い出しましたが大声とまではいきませんでした。妹がぶつぶつ言い出した父を二度ほど止めに行きました。父が大声を出そうとした時により浄霊を集中したら父のうめき声が聞こえました。浄霊によって動物霊が押さえられているんだと思いました。その後すぐ父は家の中に入ってきました。そして、家の中に入ってくるなり父は溜めていたものを吐き出すかのように私に向けて大声で怒鳴りました。ですが、それもすぐに収まりました。メシヤ様に御守護いただいたと思いました。

その日の夜は妹も一緒に長い時間父に向けて浄霊に取り組みました。他人を巻き込んで苦しめていることへの罪悪感といつまで経っても良くならない父のことで妹は憔悴しきっていたので、妹にも浄霊をし、私の思いを伝えました。「他人を巻き込んで苦しめていることは本当に申し訳ないし苦しいけど、ある意味図太くならないと最後の審判は乗り越えられないよ」と言いました。図太いという表現はおかしいかもしれませんが、メシヤ様に救いを求め、本当に精神面を強くしっかりしていかないと邪神に隙を突かれ最後の審判を乗り越えることはできないと思います。