213「浄霊か医療か」 令和元年8月

八月三十一日、その日の夜は数年ぶりに近所に住む伯母の家に招かれ晩ごはんをごちそうになりました。父の問題や宗教の問題で私は伯母一家とはしばらく会っていなかったんですが、妹が伯母とは時々連絡を取り合っており、今回私も一緒に食事に招かれました。

伯母から父の昔話もいろいろ聞きました。父が中卒だということは知っていたんですが、父が高校を辞めてしまった理由も伯母から聞き出しました。父は高校でクラスの副委員長をしていた時にある先生にクラスの人たちからの先生への言い分を伝えたらその先生に殴られたそうで、それが原因で父は高校を辞めてしまったそうです。どんな内容を先生に言ったのかまでは分かりませんが、先生に対して言いづらいようなことを父は言わされたんだろうと思います。父が妄想性人格障害となってしまったのはこの出来事も関係しているんだろうと思えます。

そして、伯母の体の具合についても聞きました。伯母は心不全を起こしてしまっていたようです。もちろんそれは父が大発狂し近隣の方々に迷惑をかけてしまっていたことが関係しています。父が発狂する時の怒鳴り声は我が家からだいぶ離れた所まで聞こえていたようで、父は家の中や庭だけでなく、近所を歩き回りながら夜中に大声で怒鳴っていたこともあり、近隣の人たちが何人も伯母の家に来て、「どうして病院に入れないのか。早くどうにかしてくれ」と訴えていたそうです。中には裁判所に訴えると言ってきた人もいたようです。その度に伯母はひたすら謝ってくれていたようですが、そういった心労が重なり伯母は心不全を起こしてしまったそうです。父のせいで近隣の方々にも伯母一家にも本当に恐ろしい思い、辛い思いをさせてしまい申し訳なさでいっぱいです。今回伯母から食事に招かれたのは退院した父をもう絶対に家には戻さないでくれという訴えがあってのことだと思います。もちろん私も父をこの家に戻すなんてもう絶対に無理だと思っています。

自分の父親が近隣の方々に大迷惑をかけてきてしまっているので私もとても言いづらいんですが、世間一般の人が精神病者を精神病院に入れることは当たり前のことだという理屈は分かるんですが、精神病院に入れれば当然のことながら薬や注射を使われます。そうなると薬毒の増加で霊の曇りはさらに増え、憑依する動物霊の力もさらに増します。退院したあとは人間殺人兵器となってしまうかもしれません。それが邪神の目的でもあると思います。

幸いなことに、父が入院した精神病院がアルコール依存症の患者には薬は使わないという方針であったことと、宗教上の理由で薬は使わないでほしいという私の訴えを聞いてもらえたおかげで父は入院してからの半年間は薬や注射を使われることはありませんでした。ですが、入院してから半年経った頃から父の精神状態が悪化し新しく代わった主治医の先生からは薬を出されてしまいました。ですが、また幸いなことに父は出された薬を飲むふりをして捨てていました。動物霊の操り人形になってしまっている父ですが、父の魂、本守護神は薬は飲んではいけないということをちゃんと分かっていました。

伯母の家に招かれた時に伯母にその話をしたかったんですができませんでした。なぜかというと、伯母は心不全になり病院にかかってしまったからです。薬を服用しているのかどうかまでは聞きませんでしたが、病院にかかったということは薬を服用したのかもしれません。メシヤ様の教えがしっかり頭に入っているなら病院にかかることはないはずです。伯母一家はみんなメシヤ様の信者です。東方之光に所属しています。普段「明主様、明主様」と口にしていてもいざという時には邪神界が作った病院を頼りにするのが東方之光のやり方です。

緊急事態に陥った時にメシヤ様に救いを求めるのか、それとも病院に行くのか、その選択は今後においては運命の別れ道になるだろうと思います。メシヤ様に救いを求めればちゃんと御守護をいただけると思いますが、病院にかかり医療を受けることを選択するのであればその時点でメシヤ様からの御守護はなくなると思います。医療を受けながらメシヤ様に御守護をお願いするというのは大きな間違いです。どちらを選択するかは本人の自由なんですが、医療を受けながら浄霊をすれば病気が治るという勘違いだけはしないでほしいです。これは伯母に対して言っているのではなく、東方之光教団に対してです。

伯母が心不全を起こしたのは私の責任でもあります。それは本当に申し訳なく思っています。ですが、現時点で医療行為を一切行わずに精神病者を受け入れてくれる病院や施設なんてどこにもないと思います。精神病は治るまで四、五年かかると御教えに書かれています。私の父のように重度の精神病だととてもじゃないですが家族は一緒に生活できないと思います。前にも書きましたが、東方之光教団が作った療院を医療行為を一切行わず浄霊のみを受けることができる、本物の療院へと変えてほしいと思っています。そして、それはこれまでメシヤ様の教えを散々ねじ曲げてきた東方之光教団の贖罪になるだろうと思います。救われる人、救われる道が広がっていくことを願います。