396「お伊勢参りと狐霊が抜けた父」令和6年4月

三月三十日から四月一日の二泊三日で家族でお伊勢参りに行ってきました。息子と妹と甥っ子、そして今回は父も一緒でした。初日は中部国際空港から高速船で三重県の津市まで行き、そこからレンタカーで二見興玉神社に行きました。その日は鳥羽にあるホテルに泊まり、鳥羽湾の美しい景色を眺めながら食事や露天風呂を楽しむことができました。

二日目は伊勢神宮外宮、猿田彦神社伊勢神宮内宮を参拝しました。内宮の正宮は天照大神の和御魂、荒祭宮には天照大神の荒御魂が祀られているとあり、ネットで調べると天照大神の荒御魂は瀬織津姫で、内宮の荒祭宮には瀬織津姫が祀られているとありました。まるで和御魂と荒御魂が別人の神様であるかのように読み取れる書き方ですがどちらも同じ神様のはずです。正宮の和御魂も瀬織津姫を祀っているなどと書いてしまったら大変なことになるので濁してあるのかもしれませんが日本の歴史はおもしろいなと思います。歴史というのは時の権力者によって書き換えられてしまうものなのかもしれませんが、夜の時代は天照大神も隠退していたと捉えれば代わりに奥さんが大々的に祀られてきたこともそう間違いでもなかったのかなとも思いました。その日は外宮の近くのホテルに泊まりました。料理も美味しかったですし、ホテルの作りがおしゃれで楽しめました。

三日目は最初の予定では別の神社に行く予定だったんですが、つい先日掲示板で一番さんが朝熊岳金剛證寺のことを書いてくださっていたのでぜひそこへも行きたいと思い、三日目は朝熊岳金剛證寺に行きました。お寺に入ったらすぐに天照大神の少年の時の姿の雨宝童子を祀る雨宝堂がありました。こんなに小さな御堂なのにこんなところに本物が祀られていたのかぁと感動しました。

今回のこのお伊勢参りは半年前から計画しており、楽しみにしていたことだったんですが、私にとっても妹にとっても一番の重大事は父も一緒に行ったことです。父は一年前から再び精神病院に入院しています。施設が管理するアパートで一人暮らしをしていたんですが、止められていたにも関わらず毎日こっそりお酒を飲むようになり、何度も警察沙汰になるような問題を起こし、また以前のように大声で発狂するようになってしまったからです。そして、入院した最初の頃は出された薬は捨てていたそうですが、病院から注意を受け父は薬を飲むようになってしまいました。そして父は薬の副作用でパーキンソン病になってしまいました。ゆっくりではあるもののなんとか自分で歩けるということだったので、今回外泊許可を得て父も一緒にお伊勢参りに行きました。

この二泊三日の旅行で私が一番驚いたことは父が一言も人の悪口を言わなかったことです。口を開けば声を荒げて人の批判ばっかり言ってるような人間だったのに、父は一言たりとも人の悪口を言わず、遠慮がちな父本来の姿が最初から最後までずっと続いたんです。狐霊が抜けていたんです。副守護神の天狗と狸霊もおとなしくしていました。去年の八月に息子を連れて父に面会に行った時には薬の副作用でパーキンソン病になって迫力はなくなっていたものの相変わらず親戚の悪口を言っていました。薬で興奮状態を押さえつけることはできても薬で心の中まで変えることなんてできないとその時そう感じました。それから数日間は父への遠隔浄霊に取り組みました。

日が経つと父への遠隔浄霊もまたしだいにしなくなってしまい、今年に入って最初の頃、一月上旬に一度父に浄霊をしたい気持ちがわき起こり父に遠隔浄霊をしました。自分のブログをいくつか読んでいたら父の話が出てきてそういえば狐霊がまだ憑いたままだったと思いだし、その時は父に憑依している狐霊が抜けるように願いを持って遠隔浄霊をしました。欠伸がたくさん出て父に浄霊が届いているのが分かりました。たしか一月の下旬だったと思いますが、妹が父に洗濯物を届けに行った時に私も一緒に行って父に面会しました。その時の父も一切私や親戚の悪口を言うこともなく穏やかだったんです。なので、その時からもしかしてと思う気持ちがありました。そして、今回二泊三日父と一緒に過ごし、やっぱり狐霊が抜けてると確信しました。

父に狐霊が憑依したのはおそらく救世教に入信してからだと思います。伯母からの勧めで救世教に入信し、信者同士の紹介で父と母は結婚しています。父に狐霊が憑依し父が長年父方母方の親戚の悪口を言い続けてきたことは救世教の間違いを伝えるための先祖の警告でもあったんだと思っています。私が今四十一歳なので、父は四十年以上狐霊に憑依され続けてきたんだと思います。それが今年に入りようやく御守護いただけました。

父は現在入院しているため毎日薬も出されています。普段妹が父を連れて外出する時に病院から渡されている薬は妹が毎回父に言って捨てています。今回の旅行に際し病院から出された薬ももちろん飲んでいません。ですが、普段父が病院で出される薬を飲んでいるかどうかは分かりません。何度も父に聞こうかと思ったんですが妹に止められました。

父を病院に入院させてしまったことも辛いですし、薬を飲ませないでほしいと病院に言えずにいることも辛いです。何度も警察沙汰になってしまってからの入院だったので妹も病院に薬を使わないでほしいとは言いづらかったんだと思いますし、私も父のことは妹にまかせっきりだったので何も言えませんでした。もしかしたら父は入院した最初の頃と同様今はまた出された薬を飲まずに捨てているかもしれませんがちゃんと確認していないので分かりません。旅行先で父が妹に病院から渡された薬を「捨てるだろ?」と言ってはいました。

父が最初に精神病院に入院したのは今から六年前の四月でした。メシヤ教を通じてサタンに憑依され、毎日お酒を飲むせいで父の副守護神の天狗と狸霊も毎日大暴れし、父に長年憑依していた狐霊と猫霊による大発狂もあり、ご近所を巻き込んでの大発狂がエスカレートしてしまい、お酒を飲めないようにするために父を預かってくれる所が病院しかないため入院にいたりました。そして、その時には父に薬を飲まさないように病院の先生に頼み込みました。父は明らかに宗教を通じて邪神に憑依され狂人と化しました。それを薬で押さえつけようとしても何も根本的な解決にはならないです。神様から御守護をいただかないと邪神は抜けないです。

今の父を見るかぎりすでにサタンは抜けていますし、以前書きましたがおそらく猫霊も抜けています。今年に入ってようやく狐霊も抜けたんだと思います。ようやく狐霊が抜けたということはその元にあるメシヤ様御昇天後邪神に支配されてきた救世教の終わりを意味するものでもあるように思えます。

父については今後どうすればいいのか今もまだ決められずにいます。パーキンソン病になってしまった父は今はもう入院以前のように大股でしゃきしゃき歩くことなんてできません。どうにか自分で歩くことはできますがとてもゆっくりです。右手は常にがたがた震えています。左手も右手ほどではないですが震えています。オムツもしています。今の父はもう介護なしでは生活できなくなってしまっています。邪神が抜けて発狂することもなくなり親戚知人の批判もなくなったのであれば私が父の世話をしながら父と一緒に生活していけばいいのかもしれませんが、いくら父の精神状態が落ち着いたとはいえ私はもう父と一緒に生活したくありません。七年前に性的なことで父にされたことはどうやっても記憶から消すことなんてできないのでどうしても無理なんです。

二泊三日の旅行では父の歩調に合わせ父を気遣い、ホテルのバイキングの料理も父の分は全部私が父の食べたい料理をとって回り、夜は父に浄霊もしました。二泊三日程度のことなら難なくできますが、毎日そういったことができる自信がないです。妹も父と一緒に生活することを考えてくれてはいますが、邪神が抜けて発狂することはなくなってもパーキンソン病になってしまった父と生活することは覚悟のいることなので決断できずにいます。薬を出されずに暮らせる施設に入居できればいいんですが、どこの施設も病院と連携しているので施設を探すのも簡単にはいきません。

七年前に父にされたことで当時は本気で父のことを八つ裂きにして殺してやりたいと思っていましたし、早く死んでほしいと本気で思っていました。早く死んでほしいと願う一方で邪神が抜けた父の姿を見てみたいという願いもありました。苦しみが緩和できるように自己浄霊をして自分自身も御守護もいただき、今年になってようやく狐霊が抜けた父の姿を見ることができ願いが叶いました。ですが、退院した父と一緒に生活する覚悟はないというのが今の現状です。