380「彼は本当のくずだった」令和5年7月

七月二十九日です。今日が仕事の最後の日でした。約一年分の児童扶養手当の返納のため本来二ヶ月に一度振り込まれるはずの児童扶養手当をそのまま返納にあてていたので、事実上この一年は児童扶養手当のない状態で生活をやりくりしました。時給のいい派遣の仕事で一生懸命力仕事をがんばった一年でした。

今日仕事を終え、家に帰ってから新たな事実を知りました。彼には三ヶ月前から交際している人がいるんですが、その女性には子供がいて、その子供は私の息子と同じ中学に通っているんだそうです。全く初めて聞く話だったなら私はあまりのショックで放心状態になっていただろうと思います。ですが、その話は四ヶ月ぐらい前に彼から聞いていたんです。その頃彼には複数の女性の存在があったようですが、彼に料理の差し入れをしてくれる女性の存在があることは聞いており、彼はその女性のことを特別視しているようではありました。そして、その女性の話をしている時に、「裕美さんを傷つけることになるから」という言葉と「◯中」と息子が通うことになる中学校の名前を出したんです。その時彼は悪魔モードで話していたので、私を傷つける目的でわざと嘘をついているんじゃないかと思ったんです。その後彼は本当にその女性と交際を始めましたが彼のインスタグラムを見る限りその女性のことは載せていても子供は全く写っていなかったので、私はあの時の話はやっぱり嘘だったんだ、子持ちではない人と付き合っているんだと思っていたんです。ですが今日、彼のことを知る人からの情報で彼が私の息子と同じ中学に通う子供がいる人とお付き合いをしていることが分かったんです。彼にはたくさんたくさん傷つけられてきたのでもう涙は出ませんでした。

ですがなんでこんな残酷なことができるんだろうと彼の神経を疑ってしまいます。彼は簡単に人を好きになるような人間ではありません。彼にその女性を紹介したのはあんなさんという方ですが、その女性を紹介される前に彼もその女性が子持ちであることや私の息子が通うことになる中学と同じ中学に通っているもしくは通うことになる子供がいるという話は聞いていたはずです。私は一年前に彼と別れてからも何度も彼に連絡をし、彼に何度も会っていたので、彼も私の気持ちはちゃんと分かっていたはずです。少しでも私への配慮の気持ちがあるのなら息子と同じ中学に通う子供がいる女性なら紹介を断ってくれていたはずです。それをしなかったということは彼は私への復讐心であえてその女性と会い交際を始めた可能性があります。本当に最低な男だなと思います。彼は本物のくずです。ですが、彼からすればそうさせたのは私なんだと思っているんだろうと思います。

彼がこんな残酷なことをしたことで改めて彼が以前話したことが嘘ではなく本当の話だったんだろうと思うことがあります。彼が十年ほど前に自衛官を辞め、離婚もして、昼は造船所、夜はスナックのボーイや風俗のキャッチなど夜の街で一年ほど働いていたという話は以前に書きましたが、四ヶ月ほど前に彼がずっと嘘をついていたことが分かったんです。彼はその一年の間誰とも付き合わず、誰とも体の関係も持たなかったと私は彼から聞いていました。ですがそんな話は嘘だったんです。「その時付き合ってるみたいなかんじだった女の妹が誘ってきてやった」と彼は言ったんです。爆弾発言でした。なんでそんなことをしたのかと聞いたら「相手の女から誘ってきたんだしぶっこむだけじゃん」と言ったんです。ずっとずっと彼の言葉を信じていたのに彼はとてつもなく最低なことをしていたんです。

その話を聞いた時にはあまりのショックで胸が苦しくなったんですが、彼がそこまで最低なことをするなんて信じられない、これも彼の私への復讐心で言っている嘘なんじゃないかとも思っていたんです。そして、その言葉を言ったあと続けて彼は「◯◯ちゃんとも・・」と私の妹の名前を出したんです。その言葉を聞いてとても気持ち悪くなりました。もしも私の妹が彼を誘惑してきたなら彼は私の妹とも関係を持つよという意味だったんでしょうが、私の妹は絶対にそんなことはしませんし、もし私への復讐心で彼が妹を誘惑したとしても絶対に妹は乗せられたりはしません。

彼はサイコパスであり、嘘も平気でつくので、彼の話がいったいどこまで本当でどこからが嘘なのかも分かりません。ですが、彼は私が思っていた以上に昔から最低なくず男だったのかもしれません。

霊界で幽世大神としての任務に就いていた大国主がメシヤ様から御命令を受け地上に降りてきたのはこんなくず男としての人生を送るためだけではないはずです。くず男になることも彼のお役の一つで、くず男から這い上がり神様の御用をする人間になるようメシヤ様から言いつかって地上に降りてきているはずです。

彼と別れてからもうすぐ一年が経ちますが、この一年良くも悪くも彼のことを考えなかった日は一日足りともありません。彼がどんなにくずであっても、人を殺し人の肉を食べたと思い込んでいる人間であっても、たとえこの先彼が別の人と結婚したとしても私の心の中にはいつも彼がいて、彼のことを大切に想う気持ちがずっとあると思います。

明日は二年八ヶ月ぶりに箱根のメシヤ様の奥津城へ参拝に行きます。朝早くに出発するので今日は早くに寝るつもりだったんですが遅くなってしまいました。御神体を御奉斎しているので毎日メシヤ様への祈りもできるんですが、やはり奥津城まで参拝に行くことはよりメシヤ様から御光、御力をいただけることに繋がると思います。

今日は彼のことでまた心が乱されましたが心を落ち着けて明日箱根へ向かいたいです。