三月二十五日になりました。結局彼とはまだ続いています。今日も児童扶養手当のことで朝から悩んでいました。こんなに悩むぐらいだったらさっさと市役所に行って児童扶養手当を切って彼との半同棲をしてきた約七ヶ月分の児童扶養手当を返納すればいいだけの話なんですが、そのお金のことで悩んでいます。今現在私は無職です。これまで五年半の間書き続けてきた日記のようなこの体験談をたいしたものではないかもしれませんが一応人様にお見せできるように毎日見直しと修正をしています。この作業を終わらせない限り仕事に就くことができません。ありがたいことにその期間の生活費は確保できています。前職の派遣の仕事で約一カ月分の有給手当をもらうことができたことと、今のコロナ騒動で次々と給付金が入ってくるおかげであと一、二ヶ月は無職のままでもどうにか生活ができそうです。
児童扶養手当の自主返納金についてはそのお金は実はなんとかなるんです。というのは、今年に入って息子の小学校の冬休みが明けた始業式のあった日に午後から別れた元夫が息子に会いに来て、帰り際に私に現金五十万円をくれていたんです。息子の中学校入学で何かとお金がいるだろうから使ってくれということでお金をもらいました。息子は今まだ五年生なので中学校入学まではあと一年あります。ですが、なぜか元夫は一年前倒しでお金をくれたんです。体験談を出す準備をするにあたり、生活に困らないようメシヤ様からいただいた御守護だと思いました。お金に関することなので大黒様の御働きだったのかもしれません。
ただ、元夫からしたらそのお金は息子のために使ってほしいという気持ちで貯めてくれたお金なので、そんな心のこもったお金を息子のために使うのではなく自分が結婚を考えている男性と半同棲のような形になったために児童扶養手当を自主返納するために使うなんて罪悪感でいっぱいになります。今はそのお金を私の勝手な都合で使わせてもらって、体験談を出せる状態になってからこれまで以上にがんばって働いて息子のために使うお金を貯めていくという前向きな考え方もあります。
今後彼との交際を続けていく限り児童扶養手当も早く切ってしまわないと私も罪悪感で毎日悩んでばかりの生活になってしまいますが、今現在無職の状態なのに今のこの状態で市役所に行くのも早とちりのような気もします。まずは体験談を仕上げて次の仕事も見つけてから市役所に手続きに行こうかと考えています。
そもそも彼との交際に関しても彼が人食い殺人犯なのか、その話は彼の幻覚と思い込みによるものか、それとも私を脅すための嘘だったのか、今もってその答えが分からないままです。答えが分からないまま私はずっと彼との交際を続け彼との結婚を考えてきました。彼が人を殺し人の肉を食べたという話をしてきたのが今から一年前の三月二十九日でした。あと四日でちょうど一年が経ちます。もしかしたらその日を迎えれば本当のことが分かるんじゃないかと思っています。あと四日焦らず待とうと思います。
