299「彼との生活。結婚できない理由」 令和3年10月

十月十二日になりました。今日は仕事が休みです。今日は書こう書こうと思いつつなかなか書けずにいた彼との話を書きます。

息子が夏休みに入ってからの七月末から現在までの二ヶ月半の間、私は息子を連れほぼ毎日のように彼の家に泊まりに行っています。自分の家で寝るのは週に一度くらいです。子供がいる身でまだ結婚もしてないのに毎日のように男の人の家に泊まりに行くなんてなんてだらしない人間だと人からも思われるでしょうし、自分でもそう思っています。なぜそんなことをしているかというと彼には子供を育てられない、子供がいる私とは結婚できないという強いジレンマがあり、本当に結婚できるかどうか、彼に子供が育てられるかどうか試している期間でもあるからです。

先月の九月十七日、その時一度彼との関係が終わりました。子供のしつけに関して彼が強いストレスを感じていたことが一番の理由です。彼の両親はとても厳しい人だったようで、特に彼のお父さんに関しては今でいう児童虐待と同レベルのもので、彼が親の言うことをすぐに聞かなかった時はもちろんのこと、お父さんの気分しだいでもよく引っ叩かれていたようです。そういう環境で育っており、彼もまたそれが悪いことではないと思っているため、自分も同じことをするかもしれないと言っています。「もし俺の子供のしつけ方が嫌だと思うなら結婚はできない。俺には子供は育てられない」と彼は言います。

彼が婚約を破棄した女性との同棲生活の時も彼は子供のしつけに関してその女性から虐待だと言われよく揉めたそうです。子供が悪いことをした時や親の言うことを聞かなかった時子供を叱ることは当たり前のことですし、その時に叩いたりすることもどこの家庭でもあると思います。ですが、彼の場合子供を叱る時にボクシングの技を入れてきたり言葉遣いがヤクザのような言葉遣いになるので、そこが怖いなと私も思うところがあります。もちろん手加減はしているんですが、私自身小さい頃母親からはしょっちゅう叩かれていましたが、父親からは一度も手を上げられたことがないですし、別れた夫も子供に手を上げるような人ではなかったのであまりの違いに私も動揺してしまいます。なぜそんなことをするんだ、手を上げて叱る必要があるのか、なんでそんなに強くやるんだと思っています。

彼は中学生時代に学校に行かず悪い世界に片足を突っ込んでいた時期があるようですし、自衛官を辞めたあと彼は一年間造船所で働いていたことがあり、造船所で働く人は体に入れ墨が入った人ばかりだったそうなので、ヤクザのような口調で話す人たちとの関わりが多かったために今でも時々そういった口調になることがあるのかもしれません。ヤクザのような言葉遣いといっても彼は息子のことを怒る時本気では怒っていません。怖く見せるためにわざとそんなヤクザのような口調で言ってるんだとは思います。彼がもし本気で怒れば凍りつくほど怖いんだろうなと思います。正直私もこの人と結婚して大丈夫だろうか、この人と付き合って大丈夫だろうかと思ったりもします。

女には手を上げるなと言われて育っているため彼は女には手は上げませんが男には容赦ないです。今でこそ落ち着いて生活していますが、彼は幼少期から数え切れないぐらい喧嘩ばかりしてきています。喧嘩というよりおそらくヤクザ並みにもっと恐ろしく残酷なことをしてきているんだと思います。彼は酔っ払った時などによく昔のそういった話をするんですが、正直私はそういう話を聞くたびにとんでもない人と関わってしまったな、とんでもない人を好きになってしまったなと凍りついてしまいます。彼は自分のことを戦闘民族だと言っています。私は彼がオオクニヌシだと思っています。そして、彼の先祖はヤクザ関係だったそうです。霊統でも血統でも彼は朝鮮系戦闘民族なんだと思います。そういう昔のとんでもない話を聞くたびに私は唖然とし、人に怪我をさせたらいけないと彼に説教をするんですが、彼は男の子はみんなそんなもんだと言います。多少の喧嘩ならともかく彼のやってきたことは度を超えています。そんな悪いことをいっぱいしてきたから女関係で散々痛い目にあってるんだろうなと思えます。

話を元に戻しますが彼の家に毎日のように泊まりに行き生活をしていく中で彼がやっぱり自分には子供は育てられないという気持ちが高まり九月十七日、いったん間をあけようと言われました。彼はいつも息子がテレビでユーチューブばかり見ていることにもイライラするそうですし、今まで私があまり厳しくしつけをしてきておらず、家の手伝いなどもほとんどさせずに育ててきてしまっているため何もしない何もできない息子にイライラしたりもしていたんだと思います。彼は息子に皿洗いの仕方をとても丁寧に教えてくれ、息子は皿洗いができるようになりましたし、自分が食べたあとの食器も自分で片付けるようになり彼のおかけで息子が成長しています。自転車も彼に訓練してもらって乗れるようになりました。そして、彼は息子といっぱい遊んでくれます。ボクシングを彼から習い息子は随分と体を鍛えてもらっています。私が子供の遊び相手なんて全くしないのでたくさん遊び相手をしてくれる彼のことを息子も慕っています。彼と息子との関係も上手くいっていると思っていたのに彼はストレスを感じ始め、これまでにも何度も言われた言葉ですが、「俺には子供は育てられない、子持ちの人とは結婚できない」と言われました。

彼は本来ならもっときつく子供を叱りつけたいところをうんと我慢してくれていることは分かっています。自分の子供ではない他人の子供を育てることは大変なことだと思います。彼は我慢することにストレスを感じ、もっと自由に過ごしたい、自分のやりたいことをやって過ごしたいと思ったんだと思います。十七日の夜久しぶりに自分の家で寝て、次の日の十八日に彼とラインで別れのやり取りをしました。

こんなことで別れるなんてという思いがあり、仕事を終え家に帰ってから夜彼に電話をかけました。電話をかけるなり彼は泣いていて言葉も出ない状態でした。前日の夜も一睡もできなかったそうです。泣くぐらいならなんで私を突き離そうとするんだろうと思いました。彼は私のことは好きだけど自分には子供を育てられないというジレンマが強すぎるんだと思います。最初に結婚した奥さんとの一人目の子供が彼とは血が繋がっておらず、それでも子供を幸せにすると決めて結婚したものの奥さんとの結婚生活がうまくいかず離婚となり、前回の婚約を破棄した女性の二人の子供のことも彼は一度は本気で子供たちの父親になる覚悟をしたものの結局子供たちを傷つける結果となり、彼ももう本当に子持ちの女の人には手は出せないと散々悩み、それでも私が彼から離れなかったため今に至っています。彼と電話で話をし、結婚はしなくていいからと伝え結局私はその日にまた彼とよりを戻しました。

その日電話のあと私は彼の家に行きました。その時彼は泣いて一人でお酒を飲みながら「漂流者」というドラマの録画を見ていました。私は普段全くドラマは見ないんですが、少し一緒に見たらハマってしまい、録画してある一話から彼と一緒に見ました。前日一睡もしていなかった彼は途中で寝ましたが、私は一人で夜中まで何話分も見ていました。その時洗面所の方からラップ音が聞こえました。家鳴りのような音などではなく洗面台を叩くような音です。一瞬びっくりしましたが、そのまま私は一人でドラマの録画を見ていました。しばらくするとまた洗面所の方から洗面台を叩くような音がしました。何かいるなと怖くなりましたがそれでも無視してリビングでドラマの録画を見ていたら今度は私のすぐ目の前のテーブルの上に置いてあった缶ビールの缶が音をだしました。ものすごくびっくりして怖くなりましたが、彼を守らなければと思いすぐさま私のすぐ横で寝ていた彼の額に浄霊をしました。人霊なのか動物霊なのかは分かりませんがその時起きていたのは私だけだったので、私を驚かそうとからかっていたんだろうとは思います。息子はその時寝室で寝ており、もし憑依してきた場合私よりもあきらかに彼の方が危ないと思ったので「彼をお守りください」とメシヤ様に必死に祈りながら彼に浄霊をしました。その後は何事も起きなかったので彼を起こし寝室に行き寝ました。

書きたい話はまだ続くのでまた時間がある時に書きます。