287「彼との一年を振り返って」 令和3年6月

六月十五日になりました。地上天国祭の日を迎えました。今日は仕事も休みをもらっていたので十一時から一人で御神前で天津祝詞、善言讃詞を奏上しました。私はいつも自分の話しか書いていませんが、掲示板は毎日読んでいます。ここ最近は話が白熱していてとてもおもしろいなと思いながら読んでいました。長々と先の見えない議論が続いてきましたが、私はこの地上天国祭の日を以って現界の動きが出てくるだろうと思ってきました。といっても私が何かするわけでもないですし、今日もまた自分の話を書きます。

私はこの一年を振り返り、彼は婚約を破棄したメンヘラ女性にまんまと洗脳され続けたなと思っています。脅しと涙はメンヘラ女性の強い武器なんだろうなと思います。その女性の言葉で彼から聞いて一番不快に思ったのが「浮気したら慰謝料とる」です。今は昔と違い結婚していなくても交際相手に浮気をされたら慰謝料を取れるそうで、一年ちょっと前まだ付き合ってもいないうちから彼はその女性から言われていた「浮気したら慰謝料とる」の言葉にびびっていて、彼はその女性に私の存在を知られることを避けていました。言えばその女性が何をしでかすか分からないという心配もあったんだと思います。付き合ってるわけじゃないんだから私のことを打ち明けてその女性と早く縁を切ってほしいと思っていました。

ですが、縁を切ったらその女性は睡眠薬を大量に飲んで自殺未遂と思わせるようなことをしました。死のうとしたわけではなかったそうです。彼を心配させ繋ぎ止めるためにわざとやったんじゃないかと思えてしまいます。本人は「 たくさん寝ようと思って」 とあとから言っていたそうです。わざとやったんじゃなかったとしてもこういう行為をするのがメンヘラの人の特徴でもあり、狐憑きなんだろうなと思います。その事件は彼がその女性から逃れられなくなった原因の一つでもありました。

私は当時からずっと「浮気したら慰謝料とる」の言葉に彼がびびっていたことに腹が立っていました。その女性に対しても家庭のある男の人と不倫をして人の家庭を壊した人間がよくそんなことを言えるなと思っていました。ですが彼はもうその時点からすでにその女性に洗脳されていたのでどうにもならなかったんだと思います。

その女性に中途半端な優しさで付き合っていると思い込ませていた彼への怒りとその女性の素性をあまり知らないままその女性に同情して私は彼にその女性とちゃんと付き合ってあげないのかと言ってしまい、彼は私の言葉を鵜呑みにして本当に付き合いだしました。彼はその女性のことを好きかどうかも分からないとずっと言っていました。でもほっとけないともずっと言っていました。子供のこともほっとけないとずっと言っていました。

結局彼がその女性と付き合いだしてからも私は彼に会っていたので事実上私は彼の浮気相手でした。彼はその女性とは別れようとしてくれていましたが、彼がその女性と体の関係を持ってしまい、その女性は妊娠したかもと言い出し、妊娠していなかったことが分かってからもうつ病を患っているその女性は毎日体調が悪いと言っており彼は一向にその女性と別れられませんでした。やっとお互いの意見の食い違いを理由に別れ話をしたかと思ったらその女性は「なんでもするからチャンスをください」と泣いて彼に復縁を迫り、彼はその女性と本気で向き合う決意をし、私は彼に捨てられました。それ以降彼とその女性は何度も別れては復縁するということが繰り返されました。

メンヘラの人に依存されてしまったらたいていの人は同情心が湧いてほっとけないと思ってしまうのかもしれません。ですが、メンヘラのその女性は感情の起伏も激しかったので、彼はその女性とはたくさん喧嘩もしています。なので、別れ話になってもいったんは別れます。ですがすぐにまた何度も何度も電話をかけてきて私が悪かった別れたくない、チャンスをくださいと泣きついてきて、泣かれたらまた彼も気持ちが揺らいで復縁していました。その度に私は心がぼろぼろになりました。私は彼に何度も何度も期待しては裏切られ心をぼろぼろにされました。彼自身がぼろぼろになって目が覚めてからは彼は私に酷いことをしたと何度も謝ってくれました。彼自身も「魔法にかかっていた」と言っていましたが、その女性と付き合っていた時の彼は洗脳されていて本当におかしかったです。

彼は今はまだその女性と慰謝料をめぐっての調停中です。二十三日が調停の日だと言っていました。婚約を破棄されたことでその女性は二百五十万という高額な金額を提示してきたそうですがさすがにそれはありえない金額だなと思いました。弁護士の話では六十万ぐらいになるだろうとのことのようです。「浮気したら慰謝料とる」の言葉で脅され洗脳されていた彼は結局婚約破棄で慰謝料を取られることになりました。

彼はその女性に私の存在のことは一切言っていません。ですが、私は言ってくれて構いません。というより最初から言ってほしかったです。彼は私をごたごたに巻き込みたくないという気持ちと面倒を起こしたくないのと両方の気持ちがあるのかもしれません。ただ、もしその女性が私の存在を知って私に慰謝料を請求してきた場合には「あなたが彼と付き合いだしてからも私が彼と何度か会っていたのは認めます。なので、慰謝料を払えと言われたら払います。ただ、あなたはこれまでに三度不倫をして人の家庭を壊してますよね?あなたがその不倫した相手の奥さん三人に謝罪に行って慰謝料を払ってきたら私もあなたに慰謝料を払います。それが筋じゃないですか?そもそもあなたもずっと元カレとの関係が切れてなかったんですよね?あなたは浮気したら慰謝料取るなんて言える立場じゃないですよね?そもそもあなたが彼と付き合えたのは私が彼にあなたと付き合ってあげないのかと言ったからですよ。私に感謝してほしいぐらいです」と言ってしまうかもしれません。これはあくまでもその女性が私に慰謝料を言ってきた場合を想定しての話です。こんなことを言えばその女性は大発狂するかもしれません。それに彼も恐ろしくなってもう私の元を去るかもしれません。黙って苦しみに耐えてきた女の感情というのはこんなものだということを書いてみました。

その女性は彼が婚約を破棄してからすでに二度精神病院に入院しており現在も入院中です。年末に入院してから二ヶ月後に退院し、それから二ヶ月後にまた彼との復縁が叶わず発狂して入院し現在にいたっています。おそらく今でも毎日病院の中で彼のことばかり考えているんだろうと思います。八日後は調停の日になっているようです。調停の場で彼とその女性が直接会うことはないようですが、その女性がまともな話ができるのかどうかも分かりません。

もし私がその女性から慰謝料を請求されたらということを想定して書いたことですが、書いていて自分の醜さに気分を害しました。もう二度と泥沼の恋愛なんてしたくありません。その女性の存在が分かった時点で私も彼から身を引くことができればよかったのかもしれませんが、私も彼に夢中になり彼との将来まで考えた上で彼と付き合うと決めたことだったので、その女性の存在が分かってからも彼から身を引くなんてできませんでした。

今は彼が犯罪者かもしれないということで彼に警戒しながら、様子を伺いながら、以前のように彼にのめり込んでしまわないように適度な距離をとって連絡を取り合っています。彼が犯罪者ではないことを願ってはいますが、そうであったとしても覚悟は決めています。彼が人食い殺人犯であるなら自首してほしい、自首しないなら私が警察に言うしかないという思いは変わっていません。

彼は昔は暴力沙汰もけっこう起こしているようなので荒れた面もありますが、かといって弱った者はほっとけないという情に厚い人間でもあります。約一年に渡ってメンヘラ女性に洗脳されて振り回されてきた彼の姿を見ていたら人を殺し人の肉を食べたという話は彼の幻覚と思い込みなんじゃないかと思えてしまいます。きっとメシヤ様に真実を教えていただけると信じています。

そして、その女性に私が慰謝料を請求された場合にはと醜い感情を書いてしまいましたが、もう私は彼と一緒の時間を過ごせるのもあとわずかしかないかもしれません。そのことを考えるともうその女性のことにこだわっている場合ではないなと思いました。私はもうその女性のことは考えず、残された彼との時間を大切に過ごそうと思います。