392「怒りのラインと彼との電話」令和5年11月

十一月二十六日です。昨日は仕事が休みだったので、不燃ごみを捨てにゴミ収集場に行きました。そしたらそこで偶然別れた彼に会ってしまいました。私は彼とは目を合わさないようにしたんですが、彼はぱっと手を上げてから去って行きました。私は今もまだサイコパスである彼のことを心配している反面人としてありえないことをやった彼に対する怒りの気持ちも抱えているため彼と会っても目を合わせて挨拶をするなんてできませんでした。

彼と最後に会ったのは四月なのであれからもう七ヶ月経っています。その間にも彼とは何度か車ですれ違ったことはありました。そのたびに彼はぱっと手を上げて挨拶をしてくれていました。私も一度は手を振って返したことはありましたが、彼が私への復讐心で息子と同じ中学校に通う子どもがいる人と付き合いだしたんだと考えるとどうしても腹が立ち目を合わせることができませんでした。三月頃彼に会った時に「俺は悪魔に魂売ったんだよ」と悪魔モードの彼は言ったので、それがこのことだったんだろうとは思っています。彼に対してはこんな人としてありえない残酷なことをしておきながらよく平気な顔をしていられるなと不信感もあります。彼がくずだということは分かっているんですが、私がどうしても気になっていたのは今現在彼とお付き合いをしているMさんのことです。Mさんは自分の子供と彼と別れた私の子供が同じ中学校になると分かっていた上で彼を紹介され付き合うことを決めたのかどうかということがどうしても気になっていました。この苦しみは国武彦からの命令を受けた白狐による奉仕だったんだと分かっていてもやはりどうしても苦しみは消えずにいました。

昨日偶然彼に会ってしまったことで彼への怒りがまた沸々と湧いてきてしまい、夕方彼に「お久しぶりです。今日はタイミング悪く会っちゃってごめんね。確認したいことがあるんだけど、今付き合ってる人って○中に子どもがいる人だったの?」とラインを送ってしまいました。ですがなかなか既読はつきませんでした。Mさんを傷つけないために彼はもう私のラインを見るつもりもないのかもしれないと思いました。

息子が中学校を卒業するまであと二年四ヶ月あります。それまでずっと私はMさんのことを意識し続けてしまうだろうと思います。体育祭や他の学校行事があるたびにMさんのことを考えてしまうだろうと思います。九月にあった体育祭の時にはもしかしたら彼が来るんじゃないかとものすごくもやもやしました。もしも彼が体育祭に来たら私はもう耐えきれず怒りのラインを送ってしまっていただろうと思います。もしくはその場で彼に文句を言いに行っただろうと思います。ですが、体育祭には彼は来ていませんでした。体育祭を見に行くほど彼はまだMさんの子供と仲が深まっていないんだろうと思います。というより彼はもう本当は子持ちの女の人とは絶対に付き合えないというレベルの精神状態だったはずです。立て続けに子持ちの女と付き合って子供のことで喧嘩して別れて彼は彼なりに本当に苦しんだはずです。もう絶対に子持ちの女の人とは付き合えないはずなのにまた彼は子持ちの女の人と付き合っています。それはやはり私への復讐心があったからだと思っています。

もう彼からのラインは返ってこないのかもしれないと思っていたら昨日夜十一時頃彼からのラインが届きました。

「お久しぶり!無視したので教えません。そして。聞かないほうがいいでしょう!

俺も今病院に通い始めて一年経とうとしてる。やっと自分に向き合えてきてる。

人と考え方が違ってたから悩んでたけどなんで人が信用できないのか自己分析してわかった。恋愛もなんで上手く出来なかったかわかった。そして今一歩一歩登ってる。今自分の限界にも挑戦してるところ。だからそっとしておいてほしい。」

という内容でした。そしてすぐに電話もかかってきました。彼には私の息子と同じ中学校に通う子供がいる人と付き合っているという話は誰から聞いたのかと聞かれました。それは相手にも迷惑がかかると思い最初は言いませんでした。彼はあまりにも残酷なことをしたにも関わらずそのことを悪びれた様子もありませんでした。そして、ラインでも送られてきたようにこの一年精神科に通い続けて自分自身を見つめてきたんだという話を長い時間語られました。依存症の人達と語り合っているんだそうです。彼には彼の苦しみがあり、一年も精神病院に通い続けていているんだということは分かりましたが、私が彼に怒りのラインを送ったのは彼がやったことが本当のことなのかどうかを彼自身に確認するためです。彼には根掘り葉掘り問いただし彼が今付き合っているMさんの子供と私の息子が同じ学校だったという確証を得ました。彼に何度問いただしても彼は復讐心なんてなかったと言い張りました。ですが、絶対にそれは嘘だと思っています。たとえ復讐心でやったことだとしてもそんなことを正直に認めるはずなんてないことも分かっていますが、彼は上手いこと言い逃れをしました。

彼と話をして彼はやっぱり私が彼と喧嘩をして「出て行ったら別れる。出て行ったらもう絶対によりを戻さない」と言ったにも関わらず私が彼の家を出て行ったことを今でも根に持っているようでした。だからこそ私とMさんの子供同士が同じ中学になると分かっていた上で彼はMさんと付き合うことを決めたんだと思います。彼は「それは偶然なんだから仕方がなかった」と言いましたが、彼がMさんを紹介されMさんと何度かデートをしていた頃彼は私ともまだ関係が続いていました。それにも関わらず彼は私との関係を切り私の息子と同じ学校に通う子供がいるMさんと付き合いだしたんです。

彼には謝罪を求め一応謝ってはくれましたが、彼には心から私に悪かったと思う気持ちなんてないと思います。彼にはMさんとお付き合いをずっと続けていくならMさんを連れてどこか遠くに引っ越してくれないかとも言いましたが、子供が中学生の間は彼もMさんも結婚するつもりはないんだそうです。Mさんも当然私の存在は彼から聞いて知っており、子供同士が同じ学校なので嫌な思いをしているんだそうです。だったらなんで彼と付き合うことを決めたのかと言いたくなります。

彼とは結局一時間半ぐらい電話でしゃべりました。最後の方には彼は私に対し浮気心を出してきました。さすがに私にはそんなことをする気はなかったのではっきりとそんなことはしないと言いましたが、Mさんに捨てられた時には私に戻ってきてもいいからねと言っておきました。

Mさんが私のブログを知る日が来るのかは全く分かりませんが、彼はMさんのことを大事に思っています。Mさんも彼に夢中になっていて何度彼と別れ話になっても彼から離れることはできないだろうと思います。Mさんには存分に彼との恋愛を楽しんでほしいと思っています。ですが、いつかはMさんもサイコパスの彼に疲れきってしまう日がくるだろうと思います。彼の恐ろしい発言に凍りつく日がくるだろうと思います。

自己中で残酷なことを平気でやるような人間ですが、それでもまだ私には彼を心配する気持ちがあります。もしもMさんがサイコパスの彼に疲れきって彼と別れたならその時には捨て犬となった彼を私が拾うと思います。いつかは彼を想う気持ちも彼を心配する気持ちもなくなる日がくるかもしれませんが、今はまだサイコパスの彼のことを心配しています。