285「二ヶ月ぶりに」 令和3年5月

五月二十八日の夜、携帯を見たらもう連絡も来ないだろうと思っていた彼からラインがきていました。カラオケの誘いでした。彼は私がカラオケ好きなのを知っていて、彼と一緒に何度か行っています。彼はまだ私のことを想ってくれているのかなと思いました。彼としばらくラインのやりとりをして彼が今精神的にきつい思いをしていて仕事でもミスが続いてる話を聞いていたら彼のことをほっとけないという気持ちになってしまいました。彼は二ヶ月前私にナイフを出してきたことを後悔していたようで、ラインのやりとりをしている中、「お仕置きだ」とナイフで自分の腕を三、四回傷つけその写真を送ってきました。ナイフと自分の力とどっちが強いか勝負したそうで、強くいったそうですが血はでなかったそうです。ラインのやりとりをしている中で彼がナイフを手に持っていることも自分の腕を切りつけることもとても怖かったですが、彼が私をナイフで脅したことをそれだけ後悔しているという気持ちは分かりました。「捨てなよ。いらなくない?」、「ナイフとか持ってたら思考がおかしくなるよ?」と彼に送ると彼は「ナイフ切れない」「七年も経てば切れんわな」と返ってきました。

そのナイフは彼が自衛官だった時に使っていたナイフだそうです。その時やっぱり殺ってるんだなと思いました。そして、想像通り彼がうつ病になった七年前に殺ったんだなと思いました。彼が口封じにまた私を殺そうと考えだしたら怖いのでそのことは一切触れませんでした。そして、ラインでやりとりを続けていたら彼がうちの車庫で寝てもいいかと冗談で言ってきました。甘えられると拒否できず結局私は彼を家に呼び泊めてしまいました。

彼に会いたいという気持ちが募っていた矢先に彼から連絡がきて、彼もずっと私のことを想ってくれていたことも嬉しかったです。ですが、彼に会っても彼を心からの笑顔で迎え入れることなんてできませんでした。二ヶ月前に彼にナイフを見せられて脅されたことは今でも忘れることなんてできませんし、彼が人食い殺人犯かもしれないということでこの二ヶ月ずっと頭を悩ませてきているので、自分がどうすべきなのかも分からないまま彼を迎え入れてしまいました。

彼は二ヶ月ぶりに会った息子のこともたくさんかわいがってくれ少し心が和みました。彼が婚約を破棄した女性に関してはお互い弁護士をつけることになり、その女性は今もまだ精神病院に入院中なんですが、調停の日には病院の外泊許可をとって出てくることになっていたそうです。ですが、結局その日その女性は体調不良で調停の場には来なかったそうです。

おそらくその女性はお金の問題よりも彼に未練があり、今もなお彼との復縁を望んでいるんだと思います。発狂して何度も警察沙汰になり、何度も精神病院への入院を繰り返し、その女性は親からももうそうとううんざりされているだろうと思います。というよりその女性の親の立場になって考えればもう死んでくれと思っているかもしれません。私は自分の親が精神病になって自分が攻撃のターゲットにされ、ご近所にも大迷惑をかけてしまっているので数え切れないほど父に早く死んでほしいと思っていました。なので、その女性のご両親もおそらく手に負えない娘に対し、もういい加減にしてくれ、もう死んでくれと思っているかもしれません。

弁護士費用なんてその女性にはないはずなのに弁護士を雇ったということはその女性の親が手助けしてくれるのか、それとも調停後に受け取るつもりでいる慰謝料の中から弁護士へ払うつもりなのかは分かりませんが、調停にその女性が出て来なかったため話が進んでいないようです。

そもそも婚約破棄を理由に慰謝料をとろうとするその女性の考えが私には理解できません。その女性は死に物狂いで彼にすがっていながらこっそり元カレとも連絡をとって会ったりもしていたようですし、子育てや生活のことでいくら話し合っても改善がされず彼の精神面もぼろぼろになり婚約破棄となっているため彼が慰謝料を払う必要なんてないように思えます。ですが、彼はその女性が精神疾患があることを分かっていて婚約まで踏み込み破棄してしまったので自分への戒めとして慰謝料を払うと言っています。そういった意味では彼は男らしいなと思います。

話を元に戻しますが、私は今毎日彼が本当に人を殺し人の肉を食べたのか分からず苦しんでいます。彼自身は殺ったつもりでいてそれを一生隠して生きていくつもりでいるんだと思います。ですが、私には人殺しと人食いは彼の幻覚と思い込みなんじゃないかという思いがあります。彼は時折不眠症になりますし、これまでの人生で何度も薬を使ってきている人です。今もまだ皮膚科に行きいぼの治療をしているそうです。薬毒を入れれば動物霊の力も強くなりますし、不眠症になれば動物霊の影響も強くなります。彼は以前うつ病になり幻覚が起こっているので人殺しと人食いも動物霊による幻覚と思い込みである可能性があります。なので簡単に警察に言うこともできません。今日の五月三十日の掲示板のゲラゲラさんの投稿で「 徳島ラジオ商事件」という冤罪の話が出ていました。

もし今私が彼のことを警察に言えば彼は罪を認め服役することになるかもしれません。ですが、もし冤罪であったならば、人殺しと人食いが彼の幻覚と思い込みであったとしたら彼は無実の罪で服役することになります。幻覚と思い込みであるなら遺体を探しても出てこないですが、証拠がなくても話だけで刑が決まることもあるかもしれません。下手すると死刑になるかもしれません。答えを知っているのはメシヤ様や天国にいる神々様や先祖だけです。

メシヤ様に日々祈り真実が分かるまでもう少し待とうと思います。そして、彼は今調停でけじめをつけようとしています。もし人殺しと人食いが本当のことだったとしても調停が終わるまでは見届けたいです。