207「父、退院。そして発狂」 令和元年8月

七月三十一日、ついに父が精神病院を退院しました。午前十一時に妹が病院に父を迎えに行き、帰りがけに外食をしたそうで、そこでさっそく父はビールを頼み飲んでしまったそうです。その時点ではすぐに豹変することはなかったそうです。妹の知り合いの方から一ヶ月貸してもらえることになった霧島市溝辺にあるワンルームの一軒家にたどり着く前にコンビニで日本酒を買い、家に着いてからそれを飲んだそうです。妹がコンビニで「日本酒を買うならビールは買わないよ」と父に言っていたそうなんですが、晩ごはんの時に妹がビールを用意していなかったことに父は腹を立てたようです。ですが、大声で怒鳴り狂ったりすることはなく、その日はそのまま眠ったそうです。

次の日の八月一日、退院後二日目にして父はついに豹変しました。その日も父は日本酒を飲み、妹の言葉に腹を立てた父は妹が作った晩ごはんを外に投げ捨て怒鳴り狂い、自分の家に戻ると言って家を出て行ったそうです。妹と甥っ子と父が暮らす溝辺の家は我が家から車で三十分はかかります。歩けばそうとう時間もかかるのになんと父は歩いて我が家に帰ってきました。

父が着いたのは夜中の一時半でした。我が家は玄関の鍵が壊れており、妹ならマイナスドライバーを使って鍵を閉めることができるんですが、やり方にコツがいり私にはどうしてもできません。なので私は真夜中に父が怒鳴り狂いながら家に入ってくる覚悟はしていました。たとえ鍵を閉めていたとしても父は玄関を壊して入ってきただろうと思います。夜中の一時半、父が帰ってきたのが分かったのは父が門扉を開ける音でした。我が家はもう二十年以上も前から門扉が片側が壊れてない状態でした。それで、妹が産んだ子供が一歳を過ぎ歩き出すようになり、門扉がないと危険になったため、父が入院している間に簡易の門扉を取り付けていました。夜中で真っ暗なためその門扉の開け方が分からなかった父は大声は出さなかったものの怒り狂いながら力ずくで壊して門扉を開けました。その音が聞こえた瞬間に私は目を覚まし、恐怖に陥りましたが、やっぱり来たかと覚悟を決めました。

父は玄関を開けると、玄関にある傘や靴を私と息子が寝ている玄関横の部屋の前に投げつけてきました。それからいったん庭の倉庫に行きました。その間に私はトイレに行きました。私がトイレから出た時にちょうど父が家の中に入ってきました。「俺はこの家には住まないんだから俺は土足で入るよ」と大声で怒鳴り狂いながら土足で入ってきました。そして、父は私が一言二言言った言葉にさらに腹を立て、居間のテーブルをひっくり返しました。父の怒りを鎮めようと「お茶でも入れるから」と私が言うと、父に手で払いのけられました。ただ払いのけられただけなんですが、動物霊に支配され発狂している時の人間の力はものすごい力なので圧倒されました。もしも私が父にはむかっていたら私は父に殺されかけるほどの暴力を振るわれていただろうと思います。父は怒鳴り狂いながら庭の倉庫に戻って行きました。父は倉庫に行ったまま戻ってこなかったので、晩ごはんも食べずに何時間も歩いてきて疲れてぐっすり眠ったんだろうと思い私も妹と電話で連絡を取り合ったあと寝ました。一年三ヶ月ぶりに父のとてつもなく恐ろしい怒鳴り声が真夜中の閑静な住宅街に響き渡り、ご近所に対する申し訳なさで胸が痛みました。

朝になっても父は姿を現しませんでした。恐ろしいので父が倉庫で寝ているのか私は見に行くことができずにいました。そうするうちに妹が家に来ました。父は倉庫にはおらず、倉庫に置いてあった新品の毛布がなくなっていました。父は倉庫で一晩寝たのではなく毛布を持ってどこか別の場所で寝たようです。だから朝まで父の怒鳴り声が聞こえなかったんだと分かりました。妹が家に帰ってきてすぐ父が戻ってきました。父は玄関を開けるなり「俺は昨日の晩から何も食ってないんだ。二千円出せ」と恐ろしい形相で怒鳴ってきました。すぐに妹が出てきて妹が父にご飯を食べさせに外に連れ出してくれました。相変わらず父の攻撃の一番のターゲットは私のようで、父はそうとう私のことを嫌っているようでした。

ご飯を食べさせるために連れ出したのに父は車の中で妹の言葉に腹を立て、車から降りて一人でどこかへ行ってしまったそうです。父の携帯電話は父が入院している間に解約しているため父に電話もできず、父の年金は妹が管理すると約束して退院させているため父に手持ちのお金もなく、父は前日の夜から何も食べていない空腹の状態で行方不明になってしまいました。父は空腹の状態だと精神状態が悪化するので、父がどこで何をやっているのか私も不安でした。父がいなくなって二時間後に市役所から妹に電話がきました。父は家族とはぐれたと市役所にかけよったようです。

妹のストレスもわずか二日間でもう限界に達してしまいました。もう妹は父をすぐにでもどこかの精神病院に入れたいと思っているはずです。そうなると今度こそ注射を打たれてしまうと思います。注射を何度も打たれ精神状態が良くなったと言われ退院させられれば今度こそ父は人間殺人兵器に変わってしまうだろうと思います。そんなことになっては困ります。

父が退院した日、父に遠隔浄霊をしていると、自分の脳天、前頭部、後頭部、側頭部に軽い痛みが起こりました。特に側頭部の痛みが強く感じました。メシヤ様から父の浄霊の急所を教えていただいたんだと思います。もう何度も書いていますが、父がとてつもなく恐ろしい精神病になったのはメシヤ教に三巨頭が集結し、父にサタンが憑依したためです。メシヤ教が目を覚ましてくれない限り父の精神病も治らないという地獄の状態に陥ってからもう三年半の年月が過ぎました。八月二日、メシヤ教の今の状態を確認しようとネットで検索するとメシヤ教のホームページが消えていました。ついにメシヤ教が目を覚ましたんじゃないかと思いました。メシヤ教を通じての邪神の支配がなくなればあとは父の頭の毒素さえなくなれば父の精神病は治るはずです。奇跡をいただけることを信じてメシヤ様から教えていただいた父の急所への遠隔浄霊に取り組んでいきたいと思います。