18「山登りで狐霊の憑依」 平成28年10月

その次の日、父はまだ私への怒りが収まってはいなかったものの妹が父を山登りに誘い、私と息子を含め四人で山登りに出かけました。山登りといっても石の階段で整備されてあって四十分ぐらいで登れる山です。車の中や山を登っている最中は父もだいぶ調子がよかったんですが、山を下っている時にまた急変して私への攻撃が始まりました。帰りの車の中でも大発狂して地獄のようでした。家に着くと父はまた飲み屋さんに行ってしまいました。帰って来てからもまた声を荒げて発狂してしまいました。私は居間の隣の自分の部屋にいましたが、布団から起き、居間にいる父に向かって浄霊をしました。ですが父はなかなかよくなりませんでした。前に父が発狂した時に私が「警察に行こう」と言ったことがあり、父はその言葉が頭に蘇ってきたんだろうと思います。私を挑発するかのように「警察に行こう。精神病院に行きましょう。お願いします」という言葉を大きな声で何度も繰り返していました。居間でずっと怒鳴っていた父はついに私の部屋に入ってきて私の目の前で私がキレるのを誘い出すかのように土下座をしてみせながら「警察に行こう。お願いします。」と何度も繰り返していました。私は父が帰ってくる前に額を自己浄霊していたため、怒りを抑えることができ、父の目は見ず、ずっと下を向き、一言もしゃべりませんでした。父は私が反応するのを待っていて、そばにあったゴミを入れていた袋を私の頭にかぶせ「警察に行こう。お願いします」と気違いのようにものすごい勢いで何度も言って挑発してきましたが、それでも私は下を向いたまま一言もしゃべらずにいました。父は諦めて私の部屋から出て行き、今度は妹を挑発しに妹の部屋に行きました。

その時の父の発狂の仕方は最近の父の発狂の仕方とは違っていたので、龍神や天狗とは違う動物霊に操られているんだろうと思えました。おそらく狐だと思います。山登りをした時に狐霊に憑かれてしまったんだと思います。精神病者や精神が安定していない人が山へ行くと簡単に動物霊に憑依され操られてしまうんだなと驚きました。父の額に向けて遠隔浄霊をするとだいぶ収まりました。あまり眠れなかったんだと思いますが、父は朝方四時に起きてきてまた発狂していました。私は眠くて仕方がなく、寝ながら父の額に向け浄霊をしました。

龍神の憑依による攻撃は言い表せないぐらいの恐ろしい猛攻撃をしてきますが、狐の場合はちょっと違っていて勢いはすごいですが挑発してきたり同じ言葉をずっと繰り返すという特徴がありました。山以外でも以前父がおかしくなったことがあります。神社のお祭りです。太鼓の祭りだったんですが、一人で太鼓を見に行った父はまたおかしな精神状態となって帰ってきました。幻聴が起こってしまったようでした。狐霊は太鼓が好きだと御教えにあります。太鼓の祭りを見に行った父は狐霊に憑依され幻聴が起こってしまったようでした。太鼓でも山登りでも簡単に動物霊に憑依されてしまう父に驚きました。