149「入院した父の状況」 平成30年4月

四月十七日に父は入院しました。入院する何日か前から妹が父に病院の話はしていました。精神病院ではなくアルコール依存症を治す施設というふうに説明していたと思います。その病院には温泉やジムなどの設備もあるそうなので、その説明もしていました。父自身が毎日お酒を飲んでしまうことに多少なりとも罪悪感を感じていたようで、体もきつかったそうなので父は自ら入りたいとは言っていました。ですが、実際は施設ではなく病院です。入院して離脱症状がなくなるまでの一週間ぐらいは隔離病棟に入れられます。暴れたりする場合は自殺を防ぐために何もない部屋に閉じ込められます。三日間の大発狂が続いた後の四月十七日に妹は意を決し、父を説得し病院に連れて行きました。通常は病院に入院させる場合本人が嫌がることが多く、警察に協力してもらって強制的に入院させることが多いようですが、父の場合はすんなりと自ら動いてくれたようです。妹がうまく父を丸め込んだと言えると思います。

車の中でも病院に着いてからも父は落ち着いていたようで、病院に着いて妹が病院側からの説明を受けている間三十分ぐらい父がずっと妹の子供を抱き抱えて面倒をみていたそうです。父自身が病院側と話をしている時も父は落ち着いていたようです。そして、父を病院に引き渡し妹が病院を出たあとからが大変だったようです。病院に入院させられるとは思っていなかった父は暴れ、舌を噛みきって死んでやると興奮状態だったそうです。私が夕方病院に電話した時にはすでに点滴を一本打っていたようです。ですが、夕方病院から手続きの関係で妹に電話があり、着信に気づかず夜に妹が病院に電話をかけ直した時には父は落ち着いていると聞いたそうです。その次の日も父は暴れることもなく落ち着いていたそうです。他のアルコール依存症の患者さんに比べると父はだいぶ落ち着いた方なのかもしれません。父を発狂させるために邪神はいつも父にお酒を飲ませていたんだと思います。邪神の操り人形の父が半年間の入院でお酒を飲まない生活をしたあとどうなるのか今はまだ全く見当もつきません。