126「母乳育児と仕事」 平成30年3月

三月八日、その日父は朝から大声で怒鳴り狂っていました。おそらくあまり寝ていなかったんだろうと思います。その日もまた妹が昼過ぎに実家に来てくれることになっていたので、私も安心して仕事に行くことができました。ずっと人の批判ばかりを聞かされながらではあったようですが、妹が父に一時間ほど浄霊してくれたようでした。その日父は久しぶりに夜飲み屋さんに行きました。泥酔状態で帰ってきて夜中に発狂するんじゃないかと不安だったので妹に泊まってもらいました。父は夜中に帰ってきたようですが、発狂することもなく私も朝までぐっすり眠れました。二日前に私がお風呂に入っている時に父が発狂してすごく怖い思いをし、まだ精神的に滅入っていたので妹が泊まってくれたおかげで安心して眠ることができました。

妹に関連して母乳で子供を育てることの重要性についても書きたいと思います。妹は未婚の母となり妹が産んだ子供は今五ヶ月です。妹は妊娠七ヶ月まで働き、その後は生活保護をもらって生活しています。生活保護をもらうことに妹も、同じ身内である私も罪悪感はあります。ですが、私は妹に早く仕事を始めるようには決して言いませんでした。それは、子供が乳離れする一歳ぐらいまではちゃんと母乳で育ててほしいからです。常に子供と一緒にいていっぱい抱っこしてあげてほしいからです。世間の目を気にして産後早くから子供を保育園に預けて働くのではなく、子供の心と体の健康のことを一番に考えてせめて乳離れする一年だけでも子供と一緒の時間を過ごしてほしいからです。

子供を産むと母乳が出てくるという仕組みは神秘だと私は思います。人工ミルクより母乳で育てることの方が子供にとっても母親にとってもいいということはほとんどの人が分かっているとは思いますが、世間では生活のため産後早くから仕事復帰するお母さん方も多くいます。中には経済的には余裕があり生活が苦しい訳でもないのに子育てより仕事を優先して産まれて間もない子供を保育園に預け仕事をしているお母さんもいます。生活苦のために働いているお母さんには何も言えませんし、共働きをしなくても生活ができるように経済が早く豊かになることを願いますが、経済的には余裕があるのに子育てよりも仕事を優先して夫婦共働きをするというのは私は心が痛みます。せめて乳離れするまでは母親がちゃんと母乳をあげて育て、それ以降奥さんの方が仕事をしていくなら旦那さんが家事や子育てを中心にやっていくというふうになってほしいという願いがあります。