80「母の罪のお詫びと父の魂」 平成29年11月

十一月十一日、その日も父が外で発狂することはありませんでした。ただ、夜父が帰って来た時に庭で「汚い」と小声で怒りを口にしたので、いつまた庭で発狂しだすか分からないのでとてもはらはらしました。家の中に入ってくると父はまた怒鳴りだし、私の部屋に台所用のスリッパを投げつけてきました。

この日の夜も私は自分の部屋から父に向けて一時間ほどは浄霊をしました。その間いろいろな考え事もしていました。東方之光の理事長、幹部の方々へ手紙を送ってからもう五日は経ったのでおそらくもう読んでもらっているはずです。何か変化はおきないんだろうか、父はまだ東方之光と霊線が繋がっているんだろうか、最近は毎日一時間ほどは父に向けて浄霊をしているのにそれでもまだ治らないのはなぜなのか、何が足りないんだろうか、これだけ苦しむのは三千年の夜の時代の清算だからなのか、私の罪なのか、それとも我が家の家系の罪なのかといろいろ考えました。そして、頭によぎったのは亡くなった母のことです。母が乙姫だということは以前書きましたが、メシヤ様が御経輪の最中で御昇天されたことと乙姫が関係しており、私の母がその罪の贖罪のために生まれた人物であったなら我が家の罪はそうとうなものです。そのことを考えたらいてもたってもいられずすぐに御神前に向かい、母の罪のお詫びをしました。

お詫びを終えたあとは、父のことを考えていました。私の人生はことごとく父に苦しめられてきた人生でした。そして、父がとてつもなく恐ろしい精神病になってからの一年九ヶ月、これほどまでに私を苦しめる父は恐らく三千年前は私の子供だったんだろうと何度も思ってきました。そして、その日やっと父について知ることができました。「お父さんは海幸彦か山幸彦なんじゃないか」と思った瞬間にお腹が痛くなり下痢をしました。下痢というより水便です。私の最所の体験談にも書いていますが、私は何か気付きがあったり、これはこういうことなんじゃないかと思った瞬間にお腹が痛くなって下痢をし、答えを知ることができるという体験を何度かしています。それはメシヤ様に初めて自分の罪のお詫びをした時から一年ほど続きました。今回メシヤ様に乙姫である母の罪のお詫びをしたことでまた答えを教えていただけたのかもしれません。そして、読んでもらえたかどうかも分かりませんが、もしかすると東方之光教団に手紙を送ったことでメシヤ様から父の魂について教えていただけたのかもしれません。

父の魂については今までも何度かそうなんじゃないかと思ったことはありましたが、私には別の人物のことも頭にあり、今回やっと答えをいただけました。母が乙姫であるなら母は豊玉姫で、父が海幸彦山幸彦のどちらかであるなら神話の通り豊玉姫の夫の山幸彦になるのかもしれませんが、神話の通りとも限らないですし、母は豊玉姫ではなく玉依姫なんだろうと思っています。父が海幸彦なのか山幸彦なのかどちらなのかは分かりませんが、私と父は因縁によって生まれ、因縁によって苦しめられている部分もあるんだと思えます。父と母の魂についてここまで書いているので自分のことも書くべきかと迷いましたが、私には自分でもまだよく分からないことがいろいろあるので自分のことを書くのはまたの機会にしようと思います。