41「側頭部の浄霊と浄霊の依頼」 平成29年2月

二月半ばにいったん仕事が休みに入って一週間近く経っているのに父への浄霊の取り組みは隣の部屋から父に向けて五分程度の浄霊を二、三回しただけでした。前よりだいぶ精神状態が落ち着いてきて暴力もなくなってはいるものの親戚や私の悪口は相変わらず毎日言っているので、私も父と喋る気にもなれず、なかなか浄霊に取り組む気持ちにもなれずにいました。ただずっと気になっていたのは右側側頭部への浄霊です。二月の初め頃一度だけ機嫌の良かった父に妹と一緒に直接浄霊を取り次ぎました。その時に左右両方の側頭部の浄霊をやってみて父の急所は右側側頭部だと確信したんです。何の急所かというと父の記憶を動物霊に操られないようにするための急所です。ネット検索をして「古い記憶は側頭部に記憶される」とありました。その古い記憶を保持している脳を圧迫する毒素が溶ければ動物霊も怒り、妬み、怨み、嫉妬などの負の記憶を操ることができなくなるんじゃないかと考えていました。なかなか気が赴かないわけですが浄霊をしないことには父の精神病も治らないのでやる気を出さないとなぁと思っていたその日の晩、父が久しぶりにまた大暴れしてしまいました。

その日の晩ご飯はお好み焼きを作り、先に息子の分を作り息子に食べさせていました。そして次のお好み焼きを作って父に食べさせようとしていた矢先に父が台所へ来て私の側でまた親戚や私への暴言が始まりました。いったい何千回、何万回同じことを言えば気が済むんだと腹が立ち、父に言い返してしまいました。そしたら父が大暴れしました。ボウルに入っていた切ったキャベツをボウルごと私に投げつけてきて、出来上がっていたお好み焼きもシンクに投げ捨てられました。その後は電気のブレーカーも落とされました。「おまえが謝れば許してやる」と父は言っていましたが、私は腹が立ち過ぎていて演技でもそんなことはできないと思い携帯のライトを使いながら息子と自分の部屋にいました。息子はさほど動揺することもなく携帯のライトで照らしてあげながらお好み焼きを食べていました。

ブレーカーを落とされているのでファンヒーターも使うことができず、息子は食べ終わったあとは私のひざの上に座ってきたので毛布で包んで抱きしめながら時間を過ごしました。トイレに行こうと居間にいる父の前を通り過ぎる時に私も携帯のライトで怒り任せに父の顔をグルグル照らすという挑発的なことをやってしまいビールをかけられました。トイレに行ったあといったん息子を連れ外に出ました。しばらくして家に戻ると家の電気は点いていましたが、トイレの外側のドアノブが外されていました。私の部屋の電気も取り外されていました。父のやることにただただあきれるばかりでした。父は私が冷たい、私がいじわるだと思っているようで、そのストレスを動物霊に利用されてしまい、イライラすると親戚や私への暴言が止まらなくなるようで、私が言い返してしまうことによってさらに頭に血が上り大暴れするといった状況で、父は散々嫌がらせをしたあともずっと大声で親戚や私への暴言を吐き続けていました。メシヤ様への暴言も吐いていました。その日の発狂は狐による発狂でした。狐による発狂の時はこちらを挑発してくるようなことをよく言ってきます。私も狐の挑発にのらずにずっと黙っておけば被害を受けずに済んだのにと少し後悔しました。妹が仕事から帰ってくると父は妹を挑発するようなことを言って怒鳴っていました。トイレは妹がハサミを使ってカギの開け閉めができるように考え出してくれたので助かりました。

父はあまり眠れなかったようで朝方四時前から起きて大声で発狂していました。自分でトイレのドアノブを外しておきながらトイレが開かないことに苛立ってトイレのドアをたたきつけていました。そして、私を挑発するかのように何度も怒鳴り、私の部屋の襖を開けてはおもいっきり音を立てて閉めるということを何度も繰り返していました。龍神の憑依の時とは違い狐の憑依による発狂の時は挑発的なことばかりします。朝私が起きてトイレに行った時にはトイレの内側のドアノブも外され、カギもかけられない状態になっていました。トイレットペーパーもすべてなくなっていました。私を困らせたいがために姑息なことをする父に本当にあきれました。もう父と家の中に一緒にいるのも耐えられないので朝息子を幼稚園に送り出したあとすぐに仕事に向かう妹の車に乗せてもらって家を出ました。まだまだ父の霊の曇りは多く、憑依する狐や猫、副守護神の天狗と狸に支配される日々が続いています。正直私も妹もとっくの昔に疲れきっていて父に浄霊する気力がありません。攻撃のターゲットにされているわけではない妹も父へ殺意を抱いている状態です。長く続く精神病者への浄霊は家族以外の第三者の協力が必要だと思いました。そうはいっても浄霊をお願いできる方も周りにいないので誰にも助けを求められない状況です。自分の家のことは差し置いて教団が早くまとまらない限り今後さらに増えていく精神病者の救済ができないことになり地獄への道筋を辿ることになってしまうと思いました。

私は父以外の精神病者に浄霊のお取り次ぎをしたことはないんですが、もし今後誰かに精神病者への浄霊を依頼された場合、決して一人で家に赴いてはいけないなと考えていました。精神病者はいつ発狂しだすか分かりませんし、浄霊を受ければ動物霊は光を恐れてよけい暴れだしたりします。刃物を持ち出してくる恐れもあるので、そういったことに対処できる方と一緒でないと危ないなと思います。もちろん浄霊を取り次ぐ方はメシヤ様の御用として行くのでちゃんと守られるので命の危険まではないと思いますが、大暴れしたり刃物を見せられたらさすがに動揺するので二人以上の方が安心だと思います。そして、精神病者へ対してその人の言葉を否定するようなことは決して言ってはならないです。感情を刺激してしまうと発狂してしまいます。私は父が自分の身内なのでついつい父の言葉に言い返してしまって父の精神状態を悪化させてしまっていましたが、第三者であればどんなことでも受け入れて話の聞き役に徹して同調してあげることができます。そうしながら浄霊に取り組んでいけば気持ちが落ち着き、次第に精神病者の身霊も清まり動物霊は萎縮していくだろうと思います。