21「妹の言葉で精神崩壊寸前」 平成28年11月

大声で発狂はせずともスイッチが入るとイライラしながら険しい顔で親戚や私の悪口を言い、我に返ると上機嫌で私を侮辱する言葉を言い続ける父に私はまだまだストレスを抱えた日々を送っていました。一文無しになった私は妹が買って来てくれる食材で料理をしたり、妹からお金をもらって食材を買ったりしていました。妹には迷惑をかけてしまっていて申し訳ない気持ちでしたが、妹がため息をつきながら「お金も返さなくていいから家にいるんだからお父さんのご飯もちゃんと用意して、お父さんに優しくしてあげてよ」と何度か言われ、私はそのたびにかなりのストレスを受け、精神が壊れてしまいそうになりました。

妹は私が九月末に実家に戻ってしばらくは掛け持ちでやっている仕事がある日以外は夕方六時頃までには家に帰って来ていました。ですが、職場が人手不足になり、妹の帰りは九時や十時となり朝から晩まで仕事で、妹が父に接する時間もほとんどなくなりました。妹は仕事で疲れて帰って来ても父が大声で発狂している時は一生懸命父をなだめてくれたり浄霊も取り次いでくれ、私が無職で一文無しの状態だったので金銭面でも妹にとても助けられていましたが、妹から言われた言葉は毎日父から攻撃を受けている私の苦しみを全く分かってもらっていない発言、攻撃のターゲットにされている私に父のことを押し付けられているような発言に聞こえ、私の精神が崩壊しそうになりました。

私は働き出したら妹に負担してもらっていたお金は全部返すつもりでいたので、そんなことを言うなら父の攻撃のターゲットにされていない、唾をかけられることもない妹が仕事の時間を減らして父に寄り添ってくれればいいのにという気持ちでした。私は子供の頃は妹ともよく喧嘩もしていましたが、大人になってからは妹に対しては極力気を遣ってしゃべってきました。ですが、その時ばかりはもう我慢したら自分の精神が崩壊してしまうと思い、自分の思いを伝えました。妹には妹の言い分もあり、それは決して間違ったことではなく、私が妹に不快な思いをさせてしまっていることも多々あったんですが、それでも言い方は気をつけてほしい、責めるような言い方はしないでほしいということは強調してお願いしました。

うつ病などの精神疾患を抱えた人にアドバイスをしたり、的外れな気に触るようなことを言ったり、責めるような言い方をすると余計苦しめて精神状態を悪化させてしまったり発狂させてしまうことに繋がることと一緒で、統合失調症などの重度の精神病者の攻撃のターゲットにされている人や苦しんでいるその家族に対して責めるようなことを言ってしまったら同じように精神を崩壊させ、酷い場合には発狂させてしまうことに繋がると思います。私はいろいろな精神障害を抱えていた以前とは全く違い、今は精神病の父に対し言い返したり顔を平手打ちしてしまうぐらいそうとう気も強くなっていますが、それでも毎日精神的にはとてもきつい思いをしているので、妹に責められるようなことを言われるのはとても苦しかったです。

そして、攻撃のターゲットにされていない妹にはなかなか理解してもらえないことだったんですが、「お父さんに優しく接して」と言われても、父の精神状態が落ち着いている時は別ですが、そうしないといけないということは言われなくても分かっていても毎日のように攻撃を受け、数えきれないほど唾もかけられ苦しい生活をしているのに父に対し優しくできるわけがないんです。「お父さんに優しく接して」は私には禁句でした。妹とは少し衝突しましたが、妹には理解してもらえ、妹はそれまで以上に父に明るく優しく接してくれるようになり、おかげで父も笑顔になっていきました。そうすると父の私への攻撃も収まってくるので、そうなってようやく私も父とまともに話もできました。妹にはたくさん助けられているので妹を悪く言うようなことは書きたくなかったんですが、これはとても大事なことなので書きました。