3「突然豹変した父」 平成28年10月

元々がアスペルガーと妄想性パーソナリティ障害で統合失調症にもなりアルコール依存症にもなり思考、言動、行動がよりおかしくなっていた父ですが、浄霊に取り組み今年に入ってからようやく精神状態がかなり落ち着き、発狂もせずにこにこしながら生活を送るようになりました。正常になるまであと一息だなと喜び一安心していたのもつかの間で、父は一月下旬になって突然豹変しました。以前にも父は統合失調症のかなり酷い状態になったことがありましたが、その時よりもさらに酷く、しかも攻撃のターゲットが私になりました。それまでは父方、母方両方の親戚が攻撃のターゲットになっていて散々悪口を聞かされてきました。それが急変し、私に対してあることないこと暴言を吐き、朝から晩まで近所中に響き渡る大きな怒鳴り声で怒り狂うようになってしまいました。文章に書くことができないほどの卑劣な妄想で私に罵声を浴びせてきました。

なぜ父が急にこんなひどい状態になってしまったのか、もしかしたらこれは私への邪神の妨害なのかとも思いました。楳木先生とはこじれたままでしたが、私は楳木先生が提案してきた内容のものではなく、私が自分の思うまま書いた体験談をどうしても出してもらいたいという思いをずっと抱えていました。十二月の御降臨祭では叶いませんでしたが二月四日の立春祭では出してもらいたいと思っていました。ですが、その十日前からの父の突然の大発狂でもう私もどうすることもできなくなってしまいました。楳木先生とのこじれにより一月のメシヤ教の月次祭には行く気になれず、二月の節分祭、立春祭も父の大発狂も加わったため行く気にはなれませんでした。そして、そのまま私はメシヤ教への参拝をやめました。

父が私を攻撃する原因はもちろん私にもありました。毎日のように昼間からビールや焼酎を飲み、時には泥酔状態で夕拝の先達をすることがあったので、ビールを飲むのは夕拝が終わってからにしてほしいと頼んだら、めちゃくちゃな持論で責め立てられました。もし、夕拝の前にアルコールを飲んでしまったなら、「神様に失礼になるから代わりに先達をしてくれ」と言ってくれるぐらいメシヤ様への想念を高く持ってほしかったんですが、父には全く伝わりませんでした。アルコール依存症の父親には当然耳に届くはずのない不可能なことを私は言ってしまいました。そのことが父が私を攻撃してくる原因の一つにもなったんだと思います。

父の怒りをかった原因は他にもありました。それは、年金暮らしの生活を送っている父がやっている畑や庭仕事に私が口を挟んだからです。父は我が家の庭の畑だけでなく隣接する家の裏手にある市が管理する緑地帯を使わせてもらって野菜を作っているんですが、アスペルガーで独特のこだわりがあるせいか、畑の作り方がとても変わっています。父はぽつん、ぽつんと小さな畑を次々に作っています。そして、市の土地を使わせてもらうにしても自分の家の前だけを使ってやればいいのに、隣の家の前の部分まで使って野菜を作っています。自分の家の前の土地がまだまだ空いているのに人の家の前まで使う父のやり方に理解ができず、お隣の方に申し訳ないという思いがあり悩んでいました。いくら市が管理する土地だからとはいえ他人の家の前までは使ってはいけないという暗黙のルールが父には分からないようで、父の精神状態が安定してきた頃合をみて、そろそろ自分の思っていることを言っても理解してもらえるんじゃないかと思い、お隣の家の前にまで畑を作るのはやめてほしいと頼みました。そして、その時は素直に聞き入れてくれましたが、後々そのことでも発狂する原因の一つになってしまいました。