186「耳垢詮塞」 平成31年4月

四月十五日、この日二年前から耳垢詮塞(じこうせんそく)と診断を受けていた息子の耳垢がついにとれました。息子が耳垢詮塞と診断書を書かれたのは息子が小学一年生になったばかりの二年前の学校での耳鼻科検診の時でした。その時は私は耳垢をとるぐらい自分でできると思い特に気にせずにいました。そして、一年後の去年の小学校での耳鼻科検診でまた耳垢詮塞と診断書に書かれていました。息子の耳の中を見てみると奥の方に大きな耳垢があり、これは自分でとるのは無理だと思い耳鼻科へ連れて行きました。

最初に右の耳を見てもらい、スカスカしてはいましたが、耳の穴の表面の面積の三倍ぐらいはある大きな耳垢がとれました。よくこんなものが耳の中に入っていたものだとかなり驚きました。そして、左の耳の耳垢をとってもらおうとしている時に息子があまりにも痛がったので中断することになってしまいました。そして、耳鼻科の先生にお薬をつけましょうと言われました。耳垢をとってもらうだけなのに薬をつけると言われかなり驚きました。薬をつけられたくなかったので左耳の耳垢をとってもらうことはあきらめ家に帰りました。家で何度も息子の耳かきを試みましたが毎回息子が痛がるので、どうしてもとることができませんでした。

四月十五日の朝、息子が耳が痛い、耳の中がごそって音がすると言うので、これ以上ほっとくわけにはいかないと思い、その日は私が仕事が休みだったので、学校にも遅刻することを連絡し息子を耳鼻科へ連れて行きました。もちろん去年連れて行った耳鼻科とは違う耳鼻科へ連れて行きました。その耳鼻科の先生は吸引器を使って耳垢をとってくれました。息子も痛みを我慢することができました。そして、とれた耳垢は真っ黒く固く凝縮された大きな耳垢二つでした。臭いも強烈でした。約一年も前からとれずに悩まされてきた息子の左耳の巨大な耳垢をようやくとってもらうことができ本当に嬉しく思いました。その日行った耳鼻科が耳垢をとるのに薬ではなく吸引器を使う先生だったということが本当にありがたいでした。