185「新たな仕事と班長と部長」 平成31年4月

四月十四日、その日は日曜日で仕事も休みだったので、久しぶりに体験談を作成することにしました。学校の春休み期間の間は職場が人手不足のうえに通常よりも忙しく、とても大変な二週間でした。毎日へとへとで、体験談を作成する気力も時間もありませんでした。春休み期間は学童が利用できる日はすべて息子を学童に預け仕事をしました。春休みの終盤頃には毎日長い時間学童で過ごすことに息子もかなりストレスを受けていたようでしたが、仕事を休むわけにもいかず息子にかわいそうな思いをさせてしまいました。

私は去年六月から飲食店の仕事を二つ掛け持ちでやってきましたが、一つは三月いっぱいで辞め、もう一つの仕事も今週までで辞め、今週末から新たな職場で働くことにしました。仕事を変える理由は職場のストレスもありますが、もう一つの理由はお金を稼ぐためです。私は三月に十年前の未払いだった年金の十数万円を一括で払い借金を作ってしまいました。私は一切貯金がなく、現在勤めている職場では借金を早く返済できるほどの収入を得ることができないため仕事を変えることにしました。

四月末からまた新たな職場で働くことになり、仕事を覚えるのに頭を使うのに私には他にも頭を使うことがあります。その一つは今年初めて地域の自治会の班長になったことです。今日の午前中に自治会の総会があり、今日から班長がスタートしました。そして、自分が来週自治会の資源ごみ回収の当番であることをしっかり把握しておらず、とても慌てました。初めての班長とはいえ、班長になった初日から抜けている自分に嫌気がさしました。

自治会の班長とは別に今年はもう一つ頭を使う仕事があります。それは、息子の小学校のPTA の専門部の部長になったことです。自治会の班長もあり、早く借金を返すことと新しい仕事のことで頭がいっぱいだったので今年まではまだ何も役員などはするつもりはなかったんですが、人数の関係上、今年専門部の部長をすることになってしまいました。他の学校では自治会の班長などをする人は小学校の役員など免除される所もあるそうですが、息子が通う小学校は全学年一クラスしかない人数の少ない学校なので、そういった免除はありません。

その専門部の部会でクジで全体部長を決めることになったんですが、幸いなことに全体部長は免れることができました。クジを引く時はみんな緊張していました。部長のクジを引いてしまった方は本当に気の毒に思いますし、自分にできる限りの協力はするつもりではいますが、もし自分が全体部長になってしまっていたら私はもう頭がパンクしていただろうと思います。うっかりミスをしないようにこの一年仕事も自治会の班長も小学校の専門部部長もどうにか乗りきれるよう頑張るつもりです。

そして、特筆すべきことは幼少期からほんの二、三年前まで長年ずっと社交不安障害で苦しんできた自分がそれを克服できたおかげで今回自治会の班長と子供の学校の専門部部長をすることになりましたが何の恐怖心などもなく会合にも出席することができました。もしもいまだに社交不安障害のままだったなら私は人との関わりも集団の場も極度に恐れ、責任のある班長と部長の重圧でうつ病になってしまっていただろうと思います。そうなると仕事にまで影響がでてしまっていたはずです。社交不安障害を克服できていて本当によかったです。