182「憑霊と失敗の連続」 平成31年2月

二月半ばから私は職場で毎日災難が続きました。私は現在洋食店和食店の二つの飲食店で働いています。最初の災難は祝日明けの二月十二日の火曜日でした。洋食店の方で私が料理を配膳している時にその席にいた一歳ぐらいの赤ちゃんがスープに手を突っ込んでしまうという事故が起こってしまいました。びっくりしましたが、すぐにその子を抱き上げて店の中のパントリーに連れて行きその子の手を洗いました。火傷にはなっていなかったことが幸いでした。ちょうどその子のお母さんが席を外しており、お父さんも子供の動きを見ていなかったという点もありますが、一番は配膳していた私がもっと注意しながら配膳すべきことだったのでその日は落ち込みました。

そして、次の日の水曜日にもまた災難が起きました。前日とは別の和食の方の飲食店で仕事をしていた時、揚げ場の油を私が多く入れすぎてしまったせいで職場の男性が揚げ物をしている最中に油が目に飛んでくるという事故が起こってしまいました。しかも二人もです。一人は両方の目に油が飛びとても痛がっていました。その時には自分が油を入れすぎたせいでそんなことになったとは気づかず、その日家に帰ってから自分のせいで起こったことだと気づき申し訳ない気持ちでした。

そして、その次の日の木曜日にもまたその職場で事故が起きました。私が揚げ物をしている時にトングを持っている手が滑り、隣で揚げ物をしていた男性の腕に油が飛んでしまいました。けっこうな量の油が飛んでしまいました。スローモーションのようにその油が飛んでいくのが見えていました。その男性はすぐに腕を洗っていたので大きな火傷にはいたらなかったと思いますが、二日連続で油の事故が起きてしまいました。

そして、その次の日の金曜日、今度は事故ではなく、職場の男性とちょっとした言い争いをしてしまいました。私は昔から威張る男性、上から目線で物を言う男性が嫌いで、その男性の言い方に少しいらっとしたせいとお互いの話がうまく噛み合っていなかったせいもあり、嫌な言い方をしてしまいました。相手の男性は腹を立て、しばらくずっとぶつぶつ言いながら仕事をしていました。私は女性に対しては年上でも年下でも極力気を遣って喋るんですが、男性に関しては謙虚な人は別ですが、威張った言い方をする人にはどうしても腹が立ってしまいます。私が相手を怒らせるような言い方をしなければ何事もなかったんですが、私も負けず嫌いなところがあるため嫌な言い方をしてしまいました。おそらくお互いがこの人と一緒に仕事するのは嫌だと思ったと思います。威張る男性、上から目線で物を言う男性なんてどこにでもいるとは思いますが、早くその店を辞めたいと思ってしまいました。

そして、その次の日の土曜日には洋食店の方でまた災難が起こってしまいました。お客さんから私がにやにやしていたとクレームを受けました。私はそのお客さんから注文を受けたデザートと飲み物の作り方を新しく入った従業員に教えながら作っていただけだったんですが、それをずっと見ていたそのお客さんは私がにやにやしていたように見えたようです。そのお客さんは帰りのお会計の時に私に対するクレームをレジをした新しく入った従業員に言いました。そしたらその対応をした従業員が言い訳をしたと言ってそのお客さんはさらに怒りがヒートアップし、レジ対応をしたその従業員は散々お客さんからお叱りを受けたようです。私へのクレームから始まったことなのに別の従業員までお客さんから叩かれるはめになりとても申し訳ない気持ちでした。そのクレームを言って帰った女性のお客さんはかなりヒステリックなちょっと変わったお客さんでした。異常なほどヒステリックな人はたいがい狐が憑依していますが、そのお客さんの顔はだいぶ狐顔でした。

次の日の日曜日は仕事は休みをもらい、月曜日と火曜日にはまた和食店の方で働きました。先日と同様またしても私は男性従業員の言い方にいらっとしてしまい嫌な言い方をしてしまいました。相手には特に非はなかったのかもしれませんが、相手の言葉に私の負けず嫌いの一面が出てきて嫌な言い方をしてしまいました。言い争いにはならなかったんですがしこりの残る二日間でした。

そして、火曜日の夜またしても驚くことがありました。土曜日の洋食店の方で仕事をした時のクレームの件で、その時にレジ対応をした新しく入った従業員の人から夜電話がありました。なんとその人は土曜日の夜から下痢が止まらなくなってしまったそうです。急性胃腸炎になってしまったそうです。お客さんからのクレームに対し言い訳のようなことを言ったためお客さんがさらに激怒し、お客さんから散々怒られ、精神的ストレスにより急性胃腸炎になってしまったんだと思います。これまでにも何度もそういうことがあったそうなんですが、下痢が止まらないという理由と仕事の疲れもありその従業員は店を辞めてしまいました。そのことを電話で告げられ私はとてもびっくりしました。そんなことになってしまった元々の原因は私がにやにやしていたというクレームから始まったことだったので本当に申し訳ない気持ちでした。

災難はまた次の日も続きました。出勤前に職場でトイレに入り、そのあとロッカーで靴を仕事用の靴に履き替えようとした時に変な臭いがしました。靴をよく見るとなんと靴に便がついていました。まさかと思い靴下の裏を見ると、靴下のかかとの部分にも便がついていました。トイレに戻ってみると私が履いたトイレのスリッパのかかとの部分に便がついていました。スリッパに履き替える時のすのこの台にも便がついていました。とてもびっくりしました。なぜスリッパに便がついていたのかも不思議でした。二次被害が出ないようにすのこだけは拭いて、あとの掃除は清掃係の方におまかせしました。おかげで私は仕事も数分遅刻になり、便のついた靴下は捨てたので片方は裸足のままで開店準備をし、開店前に急いで靴下を買いに行きました。スリッパに便がついているなんて不思議で仕方なく、誰かがわざとやったのかと思いましたが、よく考えてみるとお腹が痛くて我慢できなかった人がトイレにかけ込み、便座に座る前に出てしまったということだったのかなと思えました。それだとその人も履いていたズボンや靴下を汚してしまっているはずなので、それを考えるとその人を気の毒に思えました。

便を踏んでしまうなんて災難といえば災難なんですが、私は罰が当たったんだと思いました。私へのクレームが原因で新しく入った従業員がお客さんから怒られて急性胃腸炎になって辞めることになってしまったその罰が当たったんだと思いました。クレームを言ってきたお客さんは私がその従業員に教えながら作っているところをずっと見ていたようで、一瞬私も視線に気づいてはいたんですが、私もただ作り方を教えていただけなのでそのまま続けたんですが、教えるのはやめて私がさっさと一人で作って注文の品をお客さんに出していればクレームにはならなかったはずです。クレームの内容は提供が遅いということではなく私がにやにやしていたというちょっとおかしな内容だったんですが、お客さんからの視線に気づいた時点ですぐに教えながら作るのをやめておけばよかったと後悔しました。誤解を招くかもしれないので書きますが、私が便を踏んでしまったのは水曜日のことで、急性胃腸炎になった従業員はそれより三日前の日曜日を最後に仕事も出勤していなかったので、私が踏んでしまった便はその従業員のものではありません。

それから二日後、幸いなことに辞めるはずだったその急性胃腸炎を起こした従業員は社員からの説得があり仕事を続けてくれることになりました。そして、急性胃腸炎になってちょうど一週間後の土曜日にその従業員からやっと下痢が治まったと連絡をうけました。私も責任を感じていたので、その方の下痢が治まって安堵しました。

祝日明けの二月十二日から職場で立て続けに失敗が続きましたが、それが三日ぐらい続いた頃からある疑念が起きました。もしかしたらこれは憑霊が原因なんじゃないかという疑念です。実は災難が始まる数日前に私の背中の脊柱右側の固結毒素に何かがシューっと入ってきたんです。何かというのは動物霊か人霊かのどちらかなんですが、どちらの霊が入ってきたのかがすぐには分からずにいました。人霊なら私に恨みを持った霊なのかそれとも先祖もしくは霊線の繋がりがある霊が何かを気づかせようとしているのか、それとも誰かの生霊に憑依されたのか。何の霊かは分からないんですが、見事にやられたなと思いました。シューっと霊が入ってきたその脊柱右側の固結毒素の部分は以前から指で圧してみると不快感の残る固結毒素だったので、これを放置していたらまた何かしらの苦しみが起こるかもしれないと思っていた箇所だったんです。そう思っていたにも関わらず自己浄霊をして固結毒素をとる前にまんまとやられてしまいました。

今回シューっと入ってきたのが動物霊だったんだとしたら思い当たる節があります。それは、ある中年女性との出会いです。その女性はとてもお喋りな方で霊感のようなものを持っている人です。相手の内面が見えてしまう人です。その人にはおそらく強い霊力を持った狐霊が憑依しているんだと思います。その人の目が以前見たことのある動物霊に憑依されている強い霊感がある人と同じ目をしていました。おそらくその女性に憑依している狐霊かもしくはその仲間が私に憑依してきたんじゃないかと思います。人間に悪さをするのが動物霊の仕事です。今回の私の人に怪我をさせてしまうなどの失敗の連続は私に憑依してきた動物霊のしわざだったんだろうと思います。動物霊に憑依されている人と関わると自分まで憑依されることがあるんだと知りました。こんなことが起きないように自分自身をもっと清めていかないといけないなと思いました。