78「再び大発狂で父に土下座するも」 平成29年11月

十一月八日、その日はもう私の精神面もだいぶ弱ってきていて、父がまた外で発狂しないかという恐怖に襲われ、父が前日に家に帰ってきた時刻の夜七時四十分には部屋を真っ暗にし、息子を布団に入れ、私も毛布にくるまりながら父へ向けて浄霊をしました。父が発狂しないようにメシヤ様に祈りながら眉間の奥を長い時間浄霊しました。一時間ほど経った頃父が帰ってきました。おそらく前日に行った食堂ではなく、飲み屋さんに行って何杯か飲んで帰ってきたんだろうと思います。父は庭でまた大声で叫び出しました。父の大声が聞こえた瞬間私も凍りつきさらに恐怖に襲われましたが、ご近所に迷惑をかけるわけにはいかないので、父に髪の毛を引っ張られないように私も急いで髪を結び庭に出ました。大声で怒鳴り続ける父をなかなか玄関まで引っ張ることができなかったため、父を玄関までおびき寄せるためにわざと父を挑発するような言葉を言いました。そして、怒り狂った父が私を掴まえようと玄関まで来ました。父は私に引っ張られないように玄関の戸をつかんでいましたが、父が怒鳴り狂って手元を緩めた隙に一気に父を家の中に引っ張りました。

父は靴を履いたままの状態で家の中に引っ張られたことに大激怒しました。猫霊に憑依されているため父は昔から自分のテリトリーを汚すこと、汚されることを極度に嫌います。外から帰ってきたら倉庫で靴下を脱いでから、冬場であれば靴下を履き替えて、庭専用のスリッパに履き替えてから玄関まで来て家の中に入ってきます。その自分のルールを乱され、靴を履いたまま家の中に引っ張られたことに父は大激怒してしまいました。そして父は怒り狂い、靴を履いたまま家の中で私を掴まえようと追いかけてきました。外で大声で叫ぶぐらいなら家の中で叫ばれた方がよっぽどましなので、私も父が大声で怒鳴る言葉に反論しながら家の中を逃げ回りました。

父は私を掴まえることができないせいか、何度も庭に出ようとしました。発狂している父が庭に出れば私への嫌がらせのため間違いなく大声で叫ぶだろうと思ったので、父が玄関に行き戸を開けるたびに私も父のそばに行き、父が私を掴まえにくるようにわざと挑発しました。そして、また怒り狂った父が靴を履いたまま私を掴まえようと家の中を怒鳴り狂いながら追いかけてきました。そして、父が廊下の先の台所の前を回っている頃合いに急いで玄関の戸を閉めて、家の中をまた逃げ回りました。そして、また父が庭に出ようとするたびに私も父を挑発し、父を家の中に留めようと必死に頑張りました。三十分以上はそのやり取りが続きました。そして、父がまた襖を使って私の逃げ道を塞ぎ、私を掴まえようとしてきました。私もそれをされると父に酷い暴力をうけるはめになるので父を押さえようとしましたが、逆に掴まってしまいました。両腕を掴まれ逃げ場を失ったので、父に「お父さんと私は親子でしょ。血の繋がった親子でしょ。仲良くしようよ」と言ってみました。一年九ヶ月前から父の頭の中では私の母は淫売で、私は淫売の子ということになってしまっていて、父は私を自分の子ではないと言ってきたので父にそんな言葉を言っても通用しませんでした。そして、父は昔私が伯父や伯母達と一緒になって父のことを笑った、バカにしたと強い被害意識を持っていて、そのことを持ち出してきて「なんであいつらに騙される。なんであいつらの言いなりになるんだ」と言ってきました。

確かに十年以上も前に私が伯父、伯母の前で父のことをバカにしたようなことを言ったりしたことはありますが、冗談で言ったつもりだったのに、父にとってはそれが今の発狂の原因の一つになってしまっています。父は過去に自分が言われて傷ついた言葉や腹が立った言葉を邪神に利用されて発狂してしまいます。自分で自分の感情をコントロールすることができない悪魔の操り人形の父ですが、父は私に言われた言葉で傷ついたり、腹を立てたということには変わりはないので、今度は父に「土下座するので許して下さい」と言いました。そして、その場で父に土下座をしました。何分もの間ずっと土下座をし、許してくださいと何度も謝りました。父は気持ちが落ち着いたようで、私に頭を上げるように言い、そして静かに庭に出て行きました。

やっと落ち着いたかと思い安心していましたが、しばらく経って父が家の中に入ってきた時にはまた父はおかしくなっていました。何体もの動物霊に支配されている悪魔の操り人形の父がそう簡単によくなるはずはありませんでした。