71「伯母からのメール」 平成29年9月

九月二十四日の父が大発狂を起こした日は、警察から近所に住む伯母の家にも電話があったようでした。そして、翌々日に伯母とメールのやりとりをしました。伯母からのメールは近所の方達の名前を叫んだり、近所の子供達にも怖い思いをさせているし、警察からは福祉課に相談した方がいいと言われたという内容のメールでした。私自身は一度もそういった機関に相談に行ったことはありませんが、妹が何度か相談には行っています。ですが、行ったところで結局は精神病院に入れることを勧められるだけなので行っても意味がないと思っています。

伯母には近所の方達に怖い思いをさせてしまっていることは本当に申し訳ない気持ちだけど、精神病院に入れてしまったら薬を入れられて、一時的にはよくなっても数ヵ月後には悪化して、その時には確実に人を殺してしまうんだと、だから精神病院に入れるわけにはいかないんだとメールで伝えました。伯母からはメシヤ様の御教えを引用して利他愛がないと返されました。伯母は東方之光教団に所属するメシヤ様の信者です。近所の方達に迷惑をかけないため、怖い思いをさせないために父を精神病院に入れることが伯母にとっては利他愛なんだと伯母の気持ちは分かりました。たしかにそれは利他愛かもしれませんが、私からすればそれは小乗的な利他愛です。いったん精神病院に入れて一時的によくなって戻ってきたら次は薬毒の増加によって本当に人を殺してしまうことになるはずです。その時に殺されるのは攻撃のターゲットにされている私や伯母や伯父の兄弟や近所の方達です。現時点で近所の方達に大変な迷惑をかけていることは十分承知していますが、父に殺人を起こさせないようにするために、近所の方達を殺してしまわないようにするために精神病院に入れないことが大乗的な利他愛だと私は思っています。

伯母のメールでは「警察の人が福祉課に相談した方がいいと言っていた」とあっただけで、伯母から「精神病院に入れた方がいい」とは一言も言われてはいないんですが、おそらく伯母一家も父を早く精神病院に入れることを望んでいるんだと思います。伯母には父の精神病は宗教が関係しているとは伝えてありますが、メシヤ教に三巨頭が集結して我が家がその猛攻撃を受けているという詳しい話まではしていませんし、言ったところで分かってもらえないと思います。とてももどかしいです。伯母一家も父のせいで散々苦しんでいて申し訳ない気持ちです。なんとしても父の精神病を治さなければと気持ちを新たにしました。