319「五度目も失敗。ついに破局、のはずが」 令和4年1月

一月十七日月曜日、その日は彼の願い通りのことを実行する五度目のチャレンジの日でした。今現在一ヶ月間の有給消化中である私が浮気をしていないかどうかが不安でたまらなくなっている彼に彼が仕事の間に私が何度もラインを送るという彼からのお願いです。とても簡単なことなのに四回失敗し、彼を激怒させてしまっていたのでもう五度目は失敗は許されないと午前中から大量のラインを彼に送り続けました。激怒していた彼から五分おきにラインを送れとまで言われていたので、そのことを意識してひたすらラインを送り続けました。そしたらしだいにどんどん怒りが込み上げてきてしまい、彼を責める内容になってしまいました。そして、午前中の最後には「ラインを何度も送ることを強要された結果、私はこうなってしまいました」と送ってしまい、またもや彼の逆鱗に触れ別れ話になりました。私ももう精神的にきつくなり、彼への愛情もなくなり別れを決意しました。

奥さんや上司の裏切り、その他にもたくさんの人の裏切りを見てきた彼は人間不信になっており、人のことを簡単には信用できないんだそうです。なので、彼は私が一緒にいない時間私がどこで何をしているのか、浮気をしていないか不安でたまらなくなるそうです。人はなんとでも嘘をつく、自分は浮気なんてしないしそういう人間は嫌いだと言ってる人でも嘘をついて裏切るんだと彼は言います。たしかに世の中にはそういう人間がごろごろいるのかもしれませんし、彼は実際にその裏切りを経験してしまっているので彼に信用されたい、彼を安心させたいという気持ちはありました。ですが、やはり私には「やることがいろいろあって忙しいのに」という思いが根底にあるためか、彼にずっとラインを送り続けた結果自分が逆ギレしてしまいました。

私はこの一ヶ月の間にブログ作りの準備をしなければならないのに、それよりもほぼ毎日のようにこの日記を書き続けています。しかも彼には内緒で彼のことを赤裸々に書き続けています。これこそが彼にとって最大の裏切りとなってしまうかもしれません。彼の話を世間に出してしまっていいのかどうかも分からないままこの一年十ヶ月もの間私は彼の話を書き続けています。彼が本当に人食い殺人犯なのか、それともそれは彼の幻覚と思い込みなのか、それともはなから冗談だったのか、イライラした時にわざと脅しているのか、彼のことは本当に今もって分かりません。彼のことは人としておかしいところがあると思っていますが、彼には人一倍優れた面もあります。恐い発言もありますが、たくさん遊んでくれ、いろんなことを教えてくれる彼のことを息子も慕っています。いろんな思いを抱えながら彼とお付き合いを続けてきましたが、結局ささいなことで彼と喧嘩になり別れ話になってしまいました。

ところが別れたはずなのにまた夜になり展開が変わってしまいました。あれだけ激怒していた彼が夜になったらまた鬱の状態になってしまったからです。彼がメンヘラだということは前にも書いていますが、彼はまたメンヘラモードになってしまったんです。「僕はもう一人で生きていきます」とか「今日死にます」などとラインが送られてきたため、心配になった私は結局また息子を連れ彼の家に行ってしまいました。メンヘラの人と関わってしまったら離れたくても離れられないです。