39「メシヤ様御昇天と乙姫」 平成29年2月

体験談を作り上げていく中でメシヤ様御昇天に関しての疑問が解けました。メシヤ様は百二十歳まで生きるとおっしゃられていたのに地上天国建設の最中七十三歳で御昇天されました。それには霊界の夜の時代を司ってきた神々が関係していたんだろうと思います。大本教はメシヤ様を生み出す役目で、出口王仁三郎素戔嗚尊でその奥方で大本教の二代教主が乙姫だと御教えにあります。その素戔嗚尊と乙姫の執念がメシヤ様御昇天に関係していたんだろうと思います。メシヤ様の奥様、二代様には素戔嗚尊がかかっていたそうです。私の最初の体験談の中で、メシヤ様に「私の罪をお許し下さい」とお詫びをした時以来一年間ほど何か気づきがあるたびにその瞬間にお腹が痛くなって下痢をするようになったと載せています。それで知り得た中で一番驚いたことは亡くなった私の母のことでした。私の母は乙姫だったんです。おそらく玉依姫のことだろうと思います。私の母はメシヤ様が御昇天された昭和三十年二月十日から二ヶ月半経った四月二十六日に生まれています。癲癇の病気を患い、父との結婚生活も地獄そのものでした。子供の私から見てもあまりにもかわいそうな不幸な人生を送った人でした。三千年の罪と、メシヤ様の御神業を妨害した罪を贖うために生まれてきたんだと思います。そして、私の母方の親戚にもう一人の乙姫が今現在現界で生活しています。豊玉姫です。その乙姫も三千年間の罪の清算だったんだろうと思いますが地獄のような大変な生活を送ってきました。当時私は何の手助けもできませんでしたがそうとう苦しんでいたようでした。

メシヤ様御昇天の理由と私の身内が乙姫であるということが分かったきっかけとなったのが三年前にあった私の職場の元同僚の結婚式でした。その結婚式があった日が二月十日で式の開始時間が三時三十分からの予定だったので、メシヤ様が御昇天された日と同じで亡くなられた時間が近いことにとても不思議に思っていました。何かあるんじゃないかという思いで結婚式に出席しました。新郎新婦と御両家の御両親が並んで出席者の出迎えが行われ、私はすぐそばのソファーに座って様子を見ていました。出迎えが長引き式の開始時間の三時三十分になった時あと数人出迎える出席者が並んでいました。もしかして新郎新婦が入場する時間はメシヤ様が亡くなられた三時三十三分なのかとその時思いました。私もそのあとすぐ式場に入り、すぐ新郎新婦の入場となったので正確な時間は見ませんでしたが、これは何かあると思いました。その新婦の旧姓と私の母の旧姓と私の親戚の姓が同じなんです。そのことがずっと気がかりで私は自分なりにいろいろネットで調べていました。そして、メシヤ教の大阪支部のホームページの中で豊玉姫玉依姫の乙姫のことが書かれておりヒントに繋がりました。そして、それから二ヶ月経った四月に「お母さんは乙姫なんじゃないか」と思った瞬間にお腹が痛くなって下痢をし、間違いないと確信しました。いつのメシヤ講座だったかは思い出せず、ネットで検索しても探し出せなかったんですが、何年か前のメシヤ教のメシヤ講座の中で「○月○日に乙姫が神上がられた。執念はまだ残っている」とたしかあったと思います。母がメシヤ様の御神業を妨害した乙姫本人なのか、それともその乙姫の分霊として生まれてきたのかどうかはよく分かりません。

そして、その頃不思議な夢も見ていました。その母の旧姓と同じ私の職場の元同僚と私と息子がどこかの大きなショッピングモールで会っている時に災害が起こり、外に出てみると災害のあとで荒れていて、そこにとても大きな巨大な犬が横たわっていて、私が剣でその大きな犬を真上から刺すという怖い夢を見ました。これはどういう意味なんだろうとずっと気になっていました。その後引っ越した所が「乙犬」という地名だったのも不思議でした。近所には福岡の東方之光教団の地区本部がありました。

もう一人の乙姫、豊玉姫が私の従姉だということが分かった出来事があります。今から約十年前に不思議なことがありました。その従姉が三千年の贖罪の大浄化を終えたのと同じ頃、私は従姉の実家で飼われていた病気の犬を預かりました。検査のためその犬を動物病院に連れて行った帰り、私は車の追突事故を起こしてしまいました。赤信号になり徐行していた車を止めようとしたら急にブレーキの位置が分からなくなりパニックになり、前の車に追突してしまいました。学生の男の子とお母さんが乗っていましたが、相手方にも自分にも連れていた犬にも怪我がなかったのが幸いでした。驚いたのは相手方の姓でした。私の亡くなった母の旧姓でもあり、従姉の姓でもある姓と同じだったことです。そして、私が追突事故を起こしてしまったその場所は従姉がそれ以前に働いていた職場のすぐ目の前でした。そして、さらに驚いたことがありました。私は父の車を借りて運転しており、車は前が潰れて廃車になってしまったんですが、車を運んでくれ、ついでに私と連れていた犬を家まで送り届けてくれたレッカーの運転手の方の姓も同じだったんです。その時はとても驚きました。何か意味があるんだろうなとずっと思っていました。

私が追突してしまった相手は指宿市の開聞という所に住んでいて、隼人にある息子さんが通う学校の寮に向かう途中だったと言っていました。そのことはずっと覚えていて、ネットでいろいろ調べて分かったことは、指宿市の開聞は豊玉姫が暮らしていた土地でした。そして、隼人には鹿児島神宮があり、そこには豊玉姫が祭られています。十年前に起こった追突事故は私の従姉が豊玉姫だということを示唆したものだったんだと思います。従姉は大変な浄化を乗り越えてきており優しい人柄です。従姉もまた三千年の贖罪のために生まれてきたようなものです。ですが東方之光教団に所属しています。親が熱心に信仰しており、従姉本人は宗教活動にはあまり携わってはいません。玉依姫である私の母は贖罪のために生まれ、メシヤ様から浄霊で何度も命を救っていただいたにも関わらず間違った教団の方針に従い命を落としました。豊玉姫である従姉には教団の間違いに気づき本来の御神業に携わってほしいと思っています。